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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:31:"かなづかい研究の軌跡 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-305-70843-4";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:1701:"国語学、日本語学は「かなづかい」をどのように採りあげ、そこにどのような問題意識を投影してきたのか。 「かなづかい」にかかわる、大野晋「仮名遣の起原について」、安田章「吉利支丹仮字遣」、亀井孝「〝準かなづかい〟をめぐる動揺くさぐさ」という3つの論文を「追実験=トレース」し、さまざまな問題について考えていく。 【かなづかい研究は国語学、日本語学の中に一つの位置を占めてきたと思われる。藤原定家によって「定家仮名遣」が考案され、鎌倉・室町時代を通じて、その「定家仮名遣」がひろく行なわれていた。それが江戸時代になって、契沖によって批判されるにいたった。こうした言説が記されている「日本語の歴史」にかかわる書物は少なくない。  しかし、鎌倉・室町時代を通じて「定家仮名遣」がひろく行なわれていたということは「証明」されているのだろうか。そしてそうした時代の人はどうやって、「定家仮名遣」のことを知ったのだろうか。「定家仮名遣」ということについても、明らかにされていないことはなお多いのではないか。  本書においては、かなづかい研究をもう一度、国語学、日本語学の枠組みの中に置き直し、かなづかい研究ということがらをめぐって、今までどのようなことが考えられてきたかを検証し、これからどうしていくか、ということを考えるきっかけとなることを目的とした。】";s:6:"author";s:22:"今野 真二(著/文)";s:10:"publishers";s:12:"笠間書院";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:12:"笠間書院";s:12:"release_date";i:1491318000;}

かなづかい研究の軌跡

語学・辞事典 ラノベ

今野 真二(著)
発行:笠間書院

A5判   206頁  並製
価格 2,800円+税

ISBN 978-4-305-70843-4   C0095
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2017年4月
書店発売日 2017年4月5日
登録日 2017年3月7日

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紹介

国語学、日本語学は「かなづかい」をどのように採りあげ、そこにどのような問題意識を投影してきたのか。
「かなづかい」にかかわる、大野晋「仮名遣の起原について」、安田章「吉利支丹仮字遣」、亀井孝「〝準かなづかい〟をめぐる動揺くさぐさ」という3つの論文を「追実験=トレース」し、さまざまな問題について考えていく。

【かなづかい研究は国語学、日本語学の中に一つの位置を占めてきたと思われる。藤原定家によって「定家仮名遣」が考案され、鎌倉・室町時代を通じて、その「定家仮名遣」がひろく行なわれていた。それが江戸時代になって、契沖によって批判されるにいたった。こうした言説が記されている「日本語の歴史」にかかわる書物は少なくない。
 しかし、鎌倉・室町時代を通じて「定家仮名遣」がひろく行なわれていたということは「証明」されているのだろうか。そしてそうした時代の人はどうやって、「定家仮名遣」のことを知ったのだろうか。「定家仮名遣」ということについても、明らかにされていないことはなお多いのではないか。
 本書においては、かなづかい研究をもう一度、国語学、日本語学の枠組みの中に置き直し、かなづかい研究ということがらをめぐって、今までどのようなことが考えられてきたかを検証し、これからどうしていくか、ということを考えるきっかけとなることを目的とした。】

目次

はじめに

序章 論の継承と展開

本書の目的/かなづかいの定義/変体仮名・異体仮名/仮名文字遣/仮名文字遣の概念/土井忠生の言説/高羽五郎の言説/「使い分け」について/機能的ということ/論の継承と展開
【註】

第1章 大野晋「仮名遣の起原について」
―カノンとしての定家

かなづかいの起原/分析方法/大野晋(一九五〇)の主張/仮名文字遣分析への展開/定家の〈乎〉/具体と抽象、あるいは個別と体系/結語
【註】

第2章 安田章「吉利支丹仮字遣」
―二つの「modo」

仮名勝ちに書かれた文献/どのようなキリシタン用語を使うか/片仮名本『サルバトル・ムンヂ』/かなづかいと片仮名/前期版(D2)の表記傾向/後期版(D4)のかなづかい/本語の書き方/『仮名文字遣』の状況/仮名文字遣/まず指摘されたことがら/結語
【註】

第3章 亀井孝「〝準かなづかい〟をめぐる動揺くさぐさ」
―「準かなづかい」を精査する

「ドチリナキリシタン」の諸本/「定家かなづかいの伝統」とのかかわり/「正書法」について/「排他」について/「かなづかい」をどのようにとらえるか/よみくせ/大塚光信の指摘/D2とD4との対照/D2の採る表記体/D4における「かなづかい」/かなづかいと表音とをつなぐ仮名文字遣/ヤ行化は室町頃に起こった/『落葉集』の場合―漢字を媒介にする/抄物の場合/『日葡辞書』の「カタブクル」/結語
【註】

あとがき
索引

著者プロフィール

今野 真二(コンノ シンジ)

1958年、鎌倉市に生まれる。早稲田大学大学院博士課程後期退学、高知大学助教授を経て、清泉女子大学文学部教授。専攻は日本語学。
著書に、『仮名表記論攷』(清文堂出版、2001年、第三十回金田一京助博士記念賞受賞)、『文献から読み解く日本語の歴史』(笠間書院、2005年)、『消された漱石』(笠間書院、2008年)、『文献日本語学』(港の人、2009年)、『振仮名の歴史』(集英社新書、2009年)、『大山祇神社連歌の国語学的研究』(清文堂出版、2009年)、『日本語学講座』(清文堂出版、全10巻、2010-2015年)、『漢語辞書論攷』(港の人、2011年)、『ボール表紙本と明治の日本語』(港の人、2012年)、『百年前の日本語』(岩波新書、2012年)、『正書法のない日本語[そうだったんだ!日本語]』(岩波書店、2013年)、『漢字からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書、2013年)、『常識では読めない漢字』(すばる舎、2013年)、『『言海』と明治の日本語』(港の人、2013年)、『辞書からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書、2014年)、『辞書をよむ』(平凡社新書、2014年)、『かなづかいの歴史』(中公新書、2014年)、『日本語のミッシング・リンク』(新潮選書、2014年)、『日本語の近代』(ちくま新書、2014年)、『日本語の考古学』(岩波新書、2014年)、『「言海」を読む』(角川選書、2014年)、『図説日本語の歴史[ふくろうの本]』(河出書房新社、2015年)、『戦国の日本語』(河出ブックス、2015年)、『超明解!国語辞典』(文春新書、2015年)、『盗作の言語学』(集英社新書、2015年)、『常用漢字の歴史』(中公新書、2015年)、『仮名遣書論攷』(和泉書院、2016年)、『漢和辞典の謎』(光文社新書、2016年)、『リメイクの日本文学史』(平凡社新書、2016年)、『ことばあそびの歴史』(河出ブックス、2016年)、『学校では教えてくれないゆかいな日本語[14歳の世渡り術]』(河出書房新社、2016年)、『北原白秋』(岩波新書、2017年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。