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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:43:"奈良・平安朝漢詩文と中国文学 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-305-70800-7";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:851:"東アジアという漢字文化圏の中における日本文化をどうとらえるか。 政治外交史的な見方では知り得ないかたちの中にこそ、豊かな文化交流の実態は見いだすことが可能である。全体を、第一篇「『懐風藻』と『万葉集』」、第二篇「嵯峨天皇と空海」、第三篇「島田忠臣・菅原道真」、第四篇「白居易」、第五篇「杜甫と芭蕉」にわけ、文学世界の豊かさを論じ尽くす。 最古の漢詩集『懐風藻』、そして平安初期の漢風謳歌の時代の本質、ことに嵯峨天皇と三勅撰漢詩文集の研究、平安朝漢文学最高峰の菅原道真『菅家文草』『菅家後集』の研究、更に平安朝漢文学が享受した白居易詩研究と続けてきた著者の第三冊目の著作。";s:6:"author";s:22:"波戸岡 旭(著/文)";s:10:"publishers";s:12:"笠間書院";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:12:"笠間書院";s:12:"release_date";i:1459436400;}

奈良・平安朝漢詩文と中国文学

文芸 ラノベ

波戸岡 旭(著)
発行:笠間書院

A5判   374頁  上製
価格 8,500円+税

ISBN 978-4-305-70800-7   C0095
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2016年3月
書店発売日 2016年4月1日
登録日 2016年3月3日

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紹介

東アジアという漢字文化圏の中における日本文化をどうとらえるか。
政治外交史的な見方では知り得ないかたちの中にこそ、豊かな文化交流の実態は見いだすことが可能である。全体を、第一篇「『懐風藻』と『万葉集』」、第二篇「嵯峨天皇と空海」、第三篇「島田忠臣・菅原道真」、第四篇「白居易」、第五篇「杜甫と芭蕉」にわけ、文学世界の豊かさを論じ尽くす。
最古の漢詩集『懐風藻』、そして平安初期の漢風謳歌の時代の本質、ことに嵯峨天皇と三勅撰漢詩文集の研究、平安朝漢文学最高峰の菅原道真『菅家文草』『菅家後集』の研究、更に平安朝漢文学が享受した白居易詩研究と続けてきた著者の第三冊目の著作。

目次

第一篇 『懐風藻』と『万葉集』

第一章 『懐風藻』の国際感覚
一 前言/二 日本の帝国意識と中華思想/三 記紀の「神功皇后の三韓出兵」記事について/四 『懐風藻』序文の作者の国際感覚/五 新羅使たちとの応酬詩/六 結語
第二章 『懐風藻』序文の意味するところ
一 前言/二 『懐風藻』編者の歴史観/三 天智天皇の文治政策/四 『懐風藻』編纂者の文学観/五 『懐風藻』と平安勅撰三詩文集
第三章 『懐風藻』の自然描写―長屋王邸宅宴関連詩を中心に―
一 前言/二 大津皇子の自然描写の修辞技法/三 宴詩と国際性/四 長屋王宅の詩宴における自然描写/五 結語
第四章 大伴旅人「遊於松浦河」と『懐風藻』吉野詩
一 前言/二 望郷・亡妻挽歌/三 遊於松浦河歌/四 結語
第五章 大伴家持「越中三賦」の時空
一 前言/二 大伴家持と中国文学/三 「越中三賦」について/四 結語/講演資料

第二篇 嵯峨天皇と空海

第一章 遣唐使節の人たちの文学
一 前言/二 『万葉集』及び『懐風藻』の遣唐使関連詩歌/三 藤原宇合・吉備真備・阿倍仲麻呂/四 空海/五 菅原清公/六 結語
第二章 嵯峨御製の梵門詩
一 前言/二 桓武天皇と梵釈寺/三 嵯峨天皇の仏教観と梵門詩/四 結語
第三章 渤海使節と三勅撰漢詩文集
―『文華秀麗集』と王孝廉・釈仁貞とを中心に―
一 前言/二 不刊の書『文華秀麗集』/三 渤海関連詩収載の意義
第四章 空海の詩文―その文学性と同時代への影響―
一 前言/二 修辞と達意と/三 無常観と無常感/四 山岳清浄と梵門詩
第五章 空海の山岳詩
一 前言/二 山岳修行僧/三 空海の山岳観/四 白雲の人/五 空海と良岑安世
第六章 空海の文学観―『文鏡秘府論』を中心に―
一 前言/二 空海の文学観と『文鏡秘府論』南巻「論文意」/三 『性霊集』中に見える詩論/四 結語
(附) 『玉造小町子壮衰書』の出典に就いて
一 前言(小町説話の生成と『玉造小町子壮衰書』)/二 白居易「秦中吟」の投影/三 張文成『遊仙窟』の影響/四 空海『三教指帰』の投影/五 結語

第三篇 島田忠臣・菅原道真

第一章 島田忠臣の釈奠詩
一 前言/二 島田忠臣の釈奠詩/三 文章生時代の作/四 兵部少輔時代の作/五 典薬頭時代の作/六 結語
第二章 白居易「閑適」詩と島田忠臣の詩境
―島田忠臣詩に見える白居易詩境からの禅の受容―
一 前言―白居易の詩境の特長―/二 白詩渡来と島田忠臣/三 島田忠臣の白詩讃仰/四 忠臣の閑適詩と禅―『荘子』語の多用の真意―/五 結語
第三章 菅原道真「讃州客中詩」―「行春詞」を中心に―
一 前言/二 若き日の道真が描いた良吏像/三 讃岐守菅原道真の詩境/四 行春詞の構造/五 「路遇白頭翁」と「藺笥翁問答詩」と/六 結語
第四章 菅原道真「秋湖賦」
―感は事に因りて発し、興は物に遇うて起こる―
一 前言/二 秋湖賦の構造と典故/三 結語―秋湖賦の主題
第五章 白居易詩と菅原道真詩と―湖上詩を中心として―
一 前言/二 曲江と白居易詩/三 江州時代の白居易の湖上詩/四 菅原道真の湖上詩/五 結語

第四篇 白居易

第一章 白居易閑適詩序説
一 前言/二 白居易十代の作/三 白居易二十代の作―省試及第以前―/四 省試及第頃の詩/五 結語
第二章 白居易閑適詩と禅
一 前言/二 『孟子』「尽心章句上」における「兼善・独善」/三 閑適詩と行禅/四 結語

第五篇 杜甫と芭蕉

第一章 杜甫の近世俳人に及ぼした影響
一 前言/二 深川時代の芭蕉と杜詩/三 杜甫の侘びと芭蕉の侘び/四 芭蕉の紀行文に見える杜甫の影響/五 芭蕉以後の俳人における杜甫の影響
第二章 杜甫「登岳陽楼」と芭蕉『おくのほそ道』「松嶋」と
一 前言/二 「登岳陽楼」詩の解釈/三 『おくのほそ道』「松嶋」と杜甫「登岳陽楼」

あとがき
初出一覧

著者プロフィール

波戸岡 旭(ハトオカ アキラ)

1945年(昭和20年)5月5日、広島県因島市原町(生口島)に生まる。1970年(昭和45年)、國學院大學文学部卒業。1972年(昭和47年)、國學院大學大学院文学研究科修士課程修了(文学修士)。1975年(昭和50年)、國學院大學大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、國學院大學文学部教授・文学博士。
主要著書・論文に、『上代漢詩文と中國文學』(笠間書院、1989年)、『宮廷詩人 菅原道真―『菅家文草』『菅家後集』の世界―』(笠間書院、2005年)、『標註 日本漢詩文選』(笠間書院、1980年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。