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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:19:"日本語の歴史 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-305-70701-7";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:291:"役に立つ日本語史入門。身近な疑問を着実に育て、日本語運用のメカニズムに迫る。古代から現在まで見渡し、変化=進化する日本語の仕組を解く。未来にも通用する言語変化のメカニズムを解明した名著の新装版。";s:6:"author";s:24:"小松 英雄(著/文)";s:10:"publishers";s:12:"笠間書院";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:12:"笠間書院";s:12:"release_date";i:1376924400;}

日本語の歴史 青信号はなぜアオなのか[新装版]

語学・辞事典 ラノベ

小松 英雄(著)
発行:笠間書院

四六判   268頁  並製
定価 1,900円+税

ISBN 978-4-305-70701-7   C0081
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2013年8月
書店発売日 2013年8月20日
登録日 2013年7月18日

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紹介

役に立つ日本語史入門。
身近な疑問を着実に育て、日本語運用のメカニズムに迫る。
数々の新見を平明に提示した、日本語史研究の新しい波(ヌーヴェルヴァーグ)。
名著の新装版!

【日本語は、個々の日本語話者のウチにある。日本語話者の一人一人が、日本語を、もっと使い勝手がよくなるように変化させてきたし、現在も変化させている。日本語を話すことによって、自分自身も変化の進行に参加している。
 日本語史の目的は、現に話されている日本語を、日本語話者の集団によってコントロールされているダイナミックな体系として把握し、日本語運用のメカニズムを、そして日本語に生じる変化のメカニズムを理解することにある。
 日本語がひとりでに変化するはずはない。日本語話者が日本語を変化させているのだという事実を明確に認識することが、日本語の歴史への入り口である。】

目次

はしがき
【現代日本語をより深く理解するために役立つ、おもしろくて、わかりやすい、正統の日本語史を―。】

0 イントロダクション―日本語史の知識はどのように役立つか
【現代日本語の実像を的確に捉えることが日本語史の目的である。したがって、その軸足は、つねに現代日本語の上にある。日本語史は現代日本語から出発し、現代日本語に帰着する。】

1 日本語語彙の構成
【ワンワンやゾロゾロなど、活写語の重要性を確認する。音韻体系の異なる古代中国語を借用して漢語を形成し、また、現代英語を借用してカタカナ語を形成して豊富な語彙をもつことができたのは、多様な音のリソースが活写語にあったからである。】

2 借用語間のバランス
【漢字を自由に組み合わせて形成できる漢語は造語力に富んでいるが、その副作用として、現代日本語は漢字を見ないと理解できない言語になっている。難解な漢語をカタカナ語で置き換えることによって、現在、そのひずみが修正されつつある。】

3 言語変化を説明する―怪しげな説明から合理的説明へ
【p>ɸ>h というハ行子音の変化は発音労力の軽減として説明されてきたが、聞き手にどのように聞こえるかという視点が欠落していた。その誤りを指摘し、言語変化の捉えかたを考える。】

4 音便形の形成から廃用まで
【音便形は発音の便宜のための語形であると説明されてきたが、その説明の矛盾を指摘し、文体指標としての機能に着目して、形成から廃用までの過程を跡づける。】

5 日本語の色名
【シロ、クロ、アカ、アヲの4原色を基盤として形成された色名の体系と、その発達過程とを、アオに着目して跡づける。言語を構成するすべての要素は、それぞれに独自の機能を担って体系のなかに位置づけられていることを明らかにする。】

6 書記テクストと対話する
【書記テクストを無機的な資料として処理したりせずに、対象と対話する姿勢で臨まなければ真実を引き出すことはできない。クレナヰ、カラクレナヰを例にして、対話の実践を試みる。】

7 係り結びの機能
【ゾ、ナムの機能は、その直後で、ディスコースの展開を、ヒトマズ切る(ゾ)、大きく切る(ナム)、と予告することであった。その機能は徐々に形成された接続詞によって置き換えられた。コソは直前の語を択一する助詞であり、現代語にも生きている。】

索引
第二刷補注

著者プロフィール

小松 英雄(コマツ ヒデオ)

小松英雄(こまつ・ひでお) Komatsu Hideo
1929年東京に生まれる。筑波大学名誉教授。文学博士。
著書に、日本声調史論考(風間書房 1971)、国語史学基礎論(笠間書院 1973:増補版 1986:簡装版 2006)、いろはうた(中公新書 1979)、日本語の世界7.日本語の音韻(中央公論社 1981)、徒然草抜書(三省堂 1983/ 講談社学術文庫 1990、復刊 2007)、仮名文の原理(笠間書院 1988)、やまとうた(講談社 1994)、仮名文の構文原理(笠間書院 1997:増補版 2003:増補版新装版 2012)、日本語書記史原論(笠間書院 1998:補訂版 2000:新装版 2006)、日本語はなぜ変化するか 母語としての日本語の歴史(笠間書院 1999 新装版 2013)、古典和歌解読 和歌表現はどのように深化したか(笠間書院 2000:増補版 2012)、日本語の歴史 青信号はなぜアオなのか(笠間書院 2001:新装版 2013)、みそひと文字の抒情詩(笠間書院 2004:新装版 2012)、古典再入門 「土左日記」を入りぐちにして(笠間書院 2006)、丁寧に読む古典(笠間書院 2008)、伊勢物語の表現を掘り起こす 《あづまくだり》の起承転結(笠間書院 2010)、平安古筆を読み解く 散らし書きの再発見(二玄社 2011)、等がある。

関連リンク

「小松英雄自著解説」第七版公開(笠間書院・非売品)

上記内容は本書刊行時のものです。