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増補版 万葉の色
その背景をさぐる
A5判
520ページ
上製
定価
6,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2010年3月
- 書店発売日
- 2010年3月15日
- 登録日
- 2010年2月19日
- 最終更新日
- 2014年8月14日
紹介
日本人に把握された豊饒な色の原点はどこにあるのか。
万葉集・懐風藻・古事記・日本書紀・続日本紀・風土記はもとより、正倉院文書をはじめ、金石文・木簡等の記録的資料を取りあげることで、わが国の色彩の源流を辿る。上代日本社会の色彩のあり方を探る書。
ようこそ、知られざる色の世界の旅へ。
本書は、1989年に笠間叢書の一冊として刊行された『万葉の色 その背景をさぐる』を大幅に増補(8本の論考を追加・約120頁分)したものです。
目次
増補版 はしがき
・万葉の染色
・万葉の紫とその背景
・上代の黄--とくに万葉の「黄染」について--
・上代の赤--顔料を主に--
・万葉の「知らに」と、「白土」「胡粉」「白粉」について
・「佛造る眞朱足らずは」攷
・「白珠は人に知らえず」攷
・万葉の緑児--当時の戸籍から考える--
・上代の馬--とくに黒馬と、その意義--
・色の霊力--「化」という事象を一例として--
・"陰陽五行説"の影響--万葉を主に--
・万葉のしるしの背景--上代の祥瑞について--
・万葉の人びとの色彩観
・天武天皇のある一面
・大伴家持の心情の一端
本書所収論文掲載誌
あとがき
増補版 論文
・色と『万葉集』のかかわり
・古代歌謡の方法--色彩について--
・万葉から古今へ--色彩の変遷--
・万葉の色
・譬喩歌と寄物陳思歌--衣服の色彩をとおしてみた--
・紅之深染
・あかねさす
・"やまとたけるのみこと"垣間見
増補版所収論文掲載誌
色彩用語解説
索引
増補版色彩用語索引
(1)色彩用語索引
(2)事項索引
上記内容は本書刊行時のものです。