版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
平安朝物語の形成 後藤 幸良(著) - 笠間書院
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫僅少

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:なし
返品の考え方: 返品フリー

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

平安朝物語の形成 (ヘイアンチョウモノガタリノケイセイ)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:笠間書院
A5判
720ページ
上製
定価 16,500円+税
ISBN
978-4-305-70457-3   COPY
ISBN 13
9784305704573   COPY
ISBN 10h
4-305-70457-9   COPY
ISBN 10
4305704579   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C1093  
1:教養 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2008年12月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2016年8月19日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

形成とは「(作者が)作品を形づくること」である。
なかでも、構想・構成などを解明することは、
従来の研究において次第に忘れ去られてきたのではないか。

今、先行の構想論の成果を批判的に継承しつつ、
表現--構想・構成--〈作者〉という回路を
より豊かに明確に押さえていくことが求められている。

〈作者〉の表現の意味への遡源を考え抜いた、平安朝物語形成論。

目次

はじめに--本書の立場と考察の要点

第一篇 前期作り物語の形成をめぐって
 【1.『竹取物語』】
  第一章 『竹取物語』の帝物語--『漢武帝内伝』からの離陸
  第二章 かぐや姫と李婦人
  第三章 『竹取物語』の起源譚的結末--〈今〉は〈昔〉の男の心
 【2.『伊勢物語』】
  第四章 『伊勢物語』の初段と「登徒子好色賦」--「いちはやきみやび」の物語の始動
  第五章 『伊勢物語』第九段の三河の国の物語--『楚辞』「湘君」「湘夫人」の引用
  第六章 『伊勢物語』百二十三段と『詩経』「●之奔奔」

第二篇 作り物語の構想枠としての〈季節観〉
 第二篇の考察の課題
 【3.春】
  第七章 『うつほ物語』の春物語
  第八章 『源氏物語』の春物語
 【4.夏】
  第九章 『うつほ物語』の夏物語
  第十章 『源氏物語』の夏物語
 【5.秋】
  第十一章 『うつほ物語』の秋物語
  第十二章 『源氏物語』の秋物語
 【6.冬】
  第十三章 『うつほ物語』の冬物語
  第十四章 『源氏物語』の冬物語
 【7.構想枠としての〈季節観〉をめぐって】
  第十五章 「女は春をあはれぶ」--『源氏物語』若菜巻と『詩経』引用
  第十六章 宇治十帖の構想の方法--匂宮の春と薫の秋
  第十七章 『石清水物語』の男主人公と四季--宇治十帖の継承と変容

第三篇 『源氏物語』の形成をめぐって
 【8.正篇の物語】
  第十八章 桐壺更衣物語と『うつほ物語』--始まりとしての死
  第十九章 『源氏物語』の始まり--「もの心細し」をめぐって
  第二十章 夕顔物語冒頭部にうかがわれる長篇的射程--「かづら」としての夕顔
  第二十一章 夕顔巻の神話的想像力--『源氏物語』の基底的構図
  第二十二章 少女巻の形成の方法--『源氏物語』の形成の方法と人物造型
  第二十三章 玉鬘物語の構想--『詩経』王風「■■」の引用
 【9.続篇の物語】
  第二十四章 「紫上の遺言」以後--宇治の物語への動き
  第二十五章 匂兵部卿巻の薫--柏木と夕霧の輻輳
  第二十六章 紅梅巻--橋姫物語の構造的支柱
  第二十七章 竹河巻の薫物語--夕霧の物語の影
  第二十八章 中君の造型と役割--中君入水構想はあったか(一)
  第二十九章 中君・浮舟物語構想の形成--中君入水構想はあったか(二)
  第三十章 中君物語の展開
  第三十一章 宇治の大君の模索--自立的人生の光と影
 
第四篇 後期作り物語の形成をめぐって
 【10.『狭衣物語』】
  第三十二章 『狭衣物語』の形成をめぐって

初出一覧
あとがき
索引(事項/人名書名)

上記内容は本書刊行時のものです。