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梅光学院大学公開講座論集64

漱石における〈文学の力〉とは 梅光学院大学公開講座論集64

文芸 ラノベ

佐藤 泰正(編著), 小森 陽一(著), 石原 千秋(著), 姜 尚中(著), 神山 睦美(著), 清水 孝純(著), 石井 和夫(著), 望月 俊孝(著), 中野 新治(著), 浅野 洋(著)
発行:笠間書院

四六判   212頁  並製
価格 1,600円+税

ISBN 978-4-305-60265-7   C0395
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2016年12月
書店発売日 2016年12月22日
登録日 2016年11月29日

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書評掲載情報

2017-04-09 西日本新聞  

紹介

矛盾に満ちた人生をいかに生き抜くか──
それは人間の確たる意識の力によって生きる覚悟。
生の矛盾を最後まで問い続けた漱石の〈文学の力〉とは。

【執筆者】小森陽一・石原千秋・姜尚中・神山睦美・清水孝純・石井和夫・望月俊孝・中野新治・浅野 洋・佐藤泰正

目次

漱石の遺した〈文学の力〉とは何か
●小森陽一
近代資本主義の中の『こころ』
●石原千秋
夏目漱石『明暗』─イニシエーションの文学
●姜尚中
『文学論』の再帰性
●神山睦美
漱石とドストエフスキー─死と病者の光学をめぐって─
●清水孝純
『草枕』と『夢十夜』─漱石の実験─
●石井和夫
漱石文芸の哲学的基礎─則天去私の文学の道へ─
●望月俊孝
文学のリアリティは何によって保証されるか─ゼロ地点と「先生の遺書」─
●中野新治
『こゝろ』の不思議とその構造
●浅野 洋
漱石における〈文学の力〉とは何か─その全作品を貫通するものをめぐって
●佐藤泰正

著者プロフィール

佐藤 泰正(サトウ ヤスマサ)

1917年生、2015年没。梅光学院大学客員教授。文学博士。著書に『日本近代詩とキリスト教』(新教出版社)、『夏目漱石論』(筑摩書房)、『佐藤泰正著作集』全13巻(翰林書房)、『中原中也という場所』(思潮社)、『これが漱石だ。』(櫻の森通信社)、『文学の力とは何か 漱石・透谷・賢治ほかにふれつつ』(翰林書房)、共著に、佐藤泰正・山城むつみ『文学は〈人間学〉だ。』(笠間書院)ほか。

小森 陽一(コモリ ヨウイチ)

1953年生。東京大学教授。著書に『漱石論─21世紀を生き抜くために』(岩波書店)、『死者の声、生者の言葉─文学で問う原発の日本』(新日本出版社)、共著に『夏目漱石『こころ』をどう読むか』(河出書房新社)など。

石原 千秋(イシハラ チアキ)

1955年生。早稲田大学教授。著書に『漱石入門』(河出文庫)、『『こころ』で読みなおす漱石文学』(朝日文庫)、『夏目漱石『こころ』をどう読むか』(責任編集、河出書房新社)など。

姜 尚中(カン サンジュン)

1950年生。東京大学名誉教授。著書に『漱石のことば』(集英社新書)、『姜尚中と読む夏目漱石』(岩波ジュニア新書)、共著に『世界「最終」戦争論─ 近代の終焉を超えて』(集英社)など。

神山 睦美(カミヤマ ムツミ)

1947年生。文芸評論家。著書に『夏目漱石論─序説』(国文社)、『吉本隆明論考』(思潮社)、『思考を鍛える論文入門』(ちくま新書)、『漱石の俳句・漢詩』(笠間書院)、『小林秀雄の昭和』(思潮社)、『サクリファイス』(響文社)など。

清水 孝純(シミズ タカヨシ)

1930年生。九州大学名誉教授。著書に『ドストエフスキー・ノート 「罪と罰」の世界』(九州大学出版会)、『漱石その反オイディプス的世界』(翰林書房)、『ルネッサンスの文学』(講談社学術文庫)『「白痴」を読む』(九大出版会)など多数。

石井 和夫(イシイ カズオ)

1947年生。福岡女子短期大学特任教授。著書に『スピリット夏目漱石』(有精堂)、『漱石と次代の青年』(有朋堂)、『風呂で読む漱石の俳句』(世界思想社)など。

望月 俊孝(モチヅキ トシタカ)

1960年生。福岡女子大学教授。著書に『漱石とカントの反転光学─行人・道草・明暗双双』(九州大学出版会)、『物にして言葉─カントの世界反転光学』(同)など。

中野 新治(ナカノ シンジ)

1947年生。梅光学院大学教授。著書に『宮沢賢治・童話の読解』(翰林書房)、共著に『近代日本と北村透谷』(翰林書房)、『キリスト教文学を読む人のために』(世界思想社)など。

浅野 洋(アサノ ヨウ)

1947年生。梅光学院大学特任教授。著者に『小説の〈顔〉』(翰林書房)、編著・共著に『芥川龍之介を学ぶ人のために』(世界思想社)、『二十世紀の旗手・太宰治』(和泉書院)、『森鷗外を学ぶ人のために』(世界思想社)、『太宰治はがき抄』(翰林書房)など。

上記内容は本書刊行時のものです。