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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:16:"海人の刈藻 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-305-40082-6";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:288:"按察使の大納言家の三姉妹と三貴公子の恋物語。中の君は東宮妃に望まれていたが、恋心を抱く一条院の大将が寝所に侵入、許されて結婚。三の君は姉に代わって新帝の女御となるが密通、秘密裡に若君を出産…。";s:6:"author";s:17:"妹尾 好信()";s:10:"publishers";s:12:"笠間書院";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:12:"笠間書院";s:12:"release_date";i:799254000;}

中世王朝物語全集

海人の刈藻 中世王朝物語全集2

妹尾 好信(編著 | 編著)
発行:笠間書院

A5判   240頁 
定価 3,689円+税

ISBN 978-4-305-40082-6   C3393
在庫僅少(出版社情報)

奥付の初版発行年月 1995年5月
書店発売日 1995年5月1日

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紹介

海人の刈藻(あまのかるも)妹尾好信[校訂・訳注]

按察の大納言には美しい三姉妹がいた。
関白の権大納言は大君に求婚して結ばれ、
一条院の大将は春宮妃になる予定の中の君と契り、結婚を許された。
その弟の新中納言は新帝の女御となった三の君と密通し、
子を儲けるが、二度と逢えぬ恋に身を焼き、
長谷寺で霊夢を見て出家、やがて即身成仏を遂げる。
按察の大納言家の繁栄と、
その陰に隠された一貴公子の悲恋と遁世を描いた物語。

目次

海人の刈藻(あまのかるも)妹尾好信[校訂・訳注]

凡例

巻一
巻二
巻三
巻四
年立・系図・解題

前書きなど

刊行に際して


 院政期から鎌倉時代の間に成った王朝物語は、
『松浦宮物語』『石清水物語』『有明の別』その他、
現存作品だけでも二十八部の多きに達するにかかわらず、
最近まで一様に「擬古物語」という称を与えられて、
ひたすら平安朝物語の模倣作とされ、
読むに値しないものと見なされてきた。
従って、大部分はごく少部数の原典の翻字があるのみで、
現代語訳もほとんど刊行されていないのが現状である。
 その結果、それらが一般の読者にまったく読まれなかったのは
やむを得なかったとしても、専門の研究者ですら、
この時期の物語の文体には特異な語彙や語法があるという点もあって、
右のような常識に甘んじて、
自ら作品を読み、研究を進める姿勢が乏しかった嫌いがあるように思われる。
これらの作品がこうしてひとしなみに継子扱いを受けてきた最大の理由は、
作品の内容にあるのではなく、
現代語訳がほとんど無かったという事実に由来するのである。
 もし、今、それぞれに読みやすい本文を立て、現代語訳を添えることが出来れば、
これらの作品の面目は、世上俄に一新され、
その評価にも再検討が加えられるに違いない
———我々は、数年以前から期せずして、この一致した見解の元に準備を重ね、
同志を糾合して、「中世王朝物語研究会」を組織し、
市古貞次・三角洋一編『鎌倉時代物語集成』七巻の本文の完結に引き続いて、
ここに本全集を刊行することにした。
日本文学史の数少ない盲点の一つが、この全集によって明らかにされ、
それが広く読まれることで、
その評価も見直される日の近いであろうことを期して疑わない。
ここに、江湖諸賢のご支援を切に望むものである。

編者

関連リンク

中世王朝物語全集(全22巻+別巻1)のパンフレットをPDF公開

上記内容は本書刊行時のものです。