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出版者情報
ハイドンの音符たち
池辺晋一郎の「新ハイドン考」
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2017年2月23日
- 登録日
- 2016年12月20日
- 最終更新日
- 2019年2月5日
紹介
バッハ、モーツァルト、ブラームス…と続く大人気“音符たち”シリーズの第9弾。700曲を超えるとも言われる膨大な作品の中から、現代の作曲家・池辺晋一郎が独自視点で64曲を厳選。小難しそうな分析(アナリーゼ)や学者的なアプローチは一切なし! 各曲の聴きどころを、実際の語り口そのままの軽妙洒脱な筆致で、初心者にもわかりやすく、しかも面白く解説。「交響曲の父」「弦楽四重奏の父」「ピアノ・ソナタの父」であるハイドンの“やりたい放題の怖いものなし”とも言える自由闊達な作曲技法、そして音楽の魅力を伝える。『音楽の友』誌上の連載(2014年4月~2016年3月)に加筆訂正し、まとめたもの。
目次
■第1章:早くも貫かれた個性!──弦楽四重奏曲 作品1
■第2章:工夫に満ちた晩年の傑作──トランペット協奏曲
■第3章:ユニークなフレーズの構築──協奏交響曲 変ロ長調
■第4章:1人で3つの家の父!──クラヴィーア・ソナタ集
■第5章:規則が何だ! 私が規則です──交響曲 その1
■第6章:シンフォニックで気宇壮大──ミサを3曲
■第7章:「4大」のうちの2つ!──2つのチェロ協奏曲
■第8章:当時の人気を想ってみます──歌曲いくつか
■第9章:揺り籠の中のスケルツォ──弦楽四重奏曲 作品33
■第10章:ヘンデルに負けじ!──オラトリオ《四季》
■第11章:作曲は嵐の夜のごとし……──交響曲《朝》《昼》《晩》
■第12章:どんな時も真摯な創作姿勢──ロンドン・トリオ
■第13章:喜劇への大真面目なアプローチ──オペラ《月の世界》
■第14章:作曲しつつほくそ笑んだかな?──協奏曲3つ
■第15章:やりたい放題、怖いものなし──交響曲第76、90番
■第16章:幻想?奇想?どちらでも……──「幻想曲」クラヴィーアのための
■第17章:ホルンの完成を先取り──ホルン協奏曲
■第18章:時代と時代とに橋をかけた作曲家──クラヴィーア・トリオ
■第19章:時代を超えたユニークさ──弦楽四重奏曲《ひばり》ほか
■第20章:充実の主題作り──《V字》と《オックスフォード》
■第21章:すべてのページに自信があふれ……──《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》
■第22章:晩年。だが進取の心──ザロモン・セット第1期から
■第23章:200年を隔てて今も刺激的!──ザロモン・セット第2期
■第24章:音楽史上稀有な作曲家──オラトリオ《天地創造》
上記内容は本書刊行時のものです。