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メナヘム・プレスラーのピアノ・レッスン ウィリアム ブラウン(著/文) - 音楽之友社
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メナヘム・プレスラーのピアノ・レッスン (メナヘムプレスラーノピアノレッスン) 音楽界の至宝が語る、芸術的な演奏へのヒント (オンガクカイノシホウガカタルゲイジュツテキナエンソウヘノヒント)

芸術
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発行:音楽之友社
A5判
288ページ
定価 3,700円+税
ISBN
978-4-276-14802-4   COPY
ISBN 13
9784276148024   COPY
ISBN 10h
4-276-14802-2   COPY
ISBN 10
4276148022   COPY
出版者記号
276   COPY
Cコード
C1073  
1:教養 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2017年8月29日
最終更新日
2019年2月5日
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紹介

クラシック界の至宝、巨匠メナヘム・プレスラーの芸術的ピアノ演奏の神髄を伝える1冊。70年以上のキャリアを誇り、ドイツとフランスから勲章も授与されているプレスラー。彼が1955年に結成したボザール・トリオは世界屈指の室内楽団として長年称賛を集め、世界各地で年間100以上のコンサートをこなし、レコーディングではピアノ室内楽の曲をほぼ網羅するなどしていたが、2008年に解散。以後プレスラーはソリストとしての活動も増やし、2014年には90歳にしてベルリン・フィルと初共演。その演奏に魅了されたサイモン・ラトルに招かれ、同年末にはジルベスターコンサートでの共演も果たしている。本書は2部構成になっており、「Part 1」ではプレスラーの半生や演奏論についてまとめられているが、圧巻は「Part 2」。マスタークラスやレッスンで扱った23曲について、彼が発したコメントやアドヴァイスを小節ごとに細かくまとめ紹介している。

目次

序文/謝辞
■Part Ⅰ 教師としての人生
1 略歴
2 レッスン室
3 プレスラーが受けた教育
4 ドビュッシー・コンクール
  Column=エゴン・ペトリが与えた影響
  Column=エドゥアルト・シュトイアーマンのインスピレーション
5 アメリカで得たチャンス
6 ブルーミントン
  Column=マスタークラスへのイントロダクション
7 プレスラーの指導――その一般的側面
  Column=教師たちへの感謝
8 テクニカル・アプローチ
9 音楽的な演奏の本質
10 練習の方法
11 テクニックの指導
12 METでのレクチャー・リサイタル
:ベートーヴェン/ソナタ作品110
13 TCU/クライバーン・ピアノ・インスティテュートでの講演
付録:メナヘム・プレスラーの音楽上の系譜
■Part Ⅱ レッスン
14 バッハ, ヨハン・セバスティアン・
《パルティータ》第2番ハ短調BWV826
15 バルトーク, ベーラ
組曲《戸外にて》
16 ベートーヴェン, ルートヴィヒ・ヴァン
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73《皇帝》
ソナタ作品81a《告別》
  Column=うまくなるには(マイラ・ヘスを聴いて)
  Column=ベートーヴェンを知っていますか?
17 ブラームス, ヨハネス
ソナタ嬰ヘ短調作品2/ピアノ・トリオ ロ長調作品8
  Column=ブラームス/ピアノ協奏曲第2番変ロ長調の演奏
18 ショパン, フレデリック
ソナタ第3番ロ短調作品58/ノクターン ホ長調作品62-2
19 ドビュッシー, クロード
《前奏曲集第1巻》第5曲〈アナカプリの丘〉
/《前奏曲集第2巻》第12曲〈花火〉/《喜びの島》
  Column=スヴァトスラフ・リヒテル
20 ハイドン, ヨーゼフ
ソナタ ハ長調Hob. XVI:50
21 リスト, フランツ
《ダンテを読んで》
  Column=イメージと解釈
22 モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス
ソナタ変ロ長調K.281
23 プロコフィエフ, セルゲイ
ソナタ第7番変ロ長調作品83
24 ラヴェル, モーリス
《夜のガスパール》/《クープランの墓》/ピアノ・トリオ イ長調
25 シューベルト, フランツ
幻想曲ハ長調《さすらい人》D.760
26 シューマン, ロベルト
《クライスレリアーナ》作品16/ピアノ協奏曲イ短調作品54
  Column=シューマンの協奏曲でデビュー
27 チャイコフスキー, ピョートル・イリイチ
ピアノ協奏曲変ロ短調作品23
28 ウェーバー, カール・マリア・フォン
〈無窮動〉:ソナタ ハ長調作品24終楽章
あとがき/参考文献/索引(曲名、人名)

著者プロフィール

ウィリアム ブラウン  (ウィリアム ブラウン)  (著/文

William Brown:インディアナ大学でメナヘム・プレスラーに師事し、ピアノ演奏で修士号と博士号を取得。ソリスト、室内楽奏者として活躍するかたわら、アメリカ・ミズーリ州にあるサウスウエスト・バプティスト大学の名誉学部長ならびにピアノ科名誉教授でもある。ミズーリ州音楽教師連盟前会長、パークウェイ優秀教師賞受賞。『ピアノ・ギルド・マガジン』や『ペダルポイント』誌などへの寄稿も多数。

瀧川 淳  (タキカワ ジュン)  (著/文

音楽教育学者。東京芸術大学大学院博士後期課程修了(学術博士)。音楽授業やレッスンで教師が見せるワザの解明を研究のテーマにしている。著書に『最新中等科音楽教育法』(音楽之友社、分担執筆)などがある。現在、熊本大学教育学部准教授。

上記内容は本書刊行時のものです。