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文春新書
秋田犬
発行:文藝春秋
新書判
240ページ
定価
860円+税
- ISBN
- 9784166611522
- Cコード
-
C0295
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一般 新書 日本文学、評論、随筆、その他
- 出版社在庫情報
- 不明
- 書店発売日
- 2017年12月20日
- 登録日
- 2017年11月22日
書評掲載情報
2018-03-11 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2018-01-28 |
産經新聞
朝刊 評者: 木村衣有子(文筆家) |
2018-01-07 | 読売新聞 朝刊 |
紹介
忠誠、頑固、質実剛健……世界を夢中にさせる「孤高の日本犬」のすべて
いま、秋田犬が世界的なブームとなっている。
凛とした佇まい、「忠犬ハチ公」に象徴される忠実な性質……そんな特徴が評価され、大人気となっているのだ。
プーチン大統領「外見はかわいくとも真剣な犬なので、常に尊敬の念を持って当たらなければならない」。
ヘレン・ケラー「他の犬には絶対に同じだけの優しさを感じることはない」。
リチャード・ギア「高潔な日本の犬」「孤高の秋田犬」。
白鵬「日本の国技は相撲、日本の国犬は秋田犬です」。
……秋田犬に特別な思いを寄せる海外の著名人は、枚挙に暇がない。
実際、ロシア、アメリカ、ヨーロッパなどでは秋田犬の飼育頭数が順調に増え、日本をはるかにしのいでいる。すでにイタリア1国だけで、年間出産頭数は日本を上回っているほどだ。ペットブームに沸く中国でも秋田犬は大人気。1頭1千万円以上で取引されるケースが出ているほど過熱している。
その一方、秋田犬は日本の天然記念物であるにもかかわらず、日本国内では飼育頭数が減少の一途をたどり、存亡の危機に瀕している。
秋田犬はどのようにして日本で誕生したのか、戦前・戦時中に直面した「犬種」としての危機、戦後の長い「復元」の道のり、そして「忠犬ハチ公」の真実とは?
上記内容は本書刊行時のものです。