..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ
発行:文藝春秋
四六判
232ページ
定価
1,600円+税
- 書店発売日
- 2018年2月8日
- 登録日
- 2017年12月22日
- 最終更新日
- 2018年1月30日
紹介
北関東の小さな町で、珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」を
営むおばあさん、お草さん。
彼女の周囲にあたたかく描かれる人間の営み、日常に
ふと顔をのぞかせる闇が読むものをグイグイ引き込む大人気シリーズ第6弾。
秋のある日、草のもとに旧友の初之輔から小包が届く。中身は彼の書いた短い小説に、絵を添えたものだった。
これをきっかけに、初之輔と再会した草は、彼の苦しかった人生を元気づけるために、彼の短編を活版印刷による小本に仕立て贈ることにした。この本を作るために小さな印刷会社と関わり、個人データ流出事件に遭遇。行き詰まる印刷会社を助けることに。草の働きによって、印刷会社周辺の人々の記憶までもが明るく塗りかえられてゆく。
「一つほぐれると、また一つほぐれてゆくものよ」―-逃した機会、すれ違い、あきらめた思い―ー長い人生、うまくいくほうがまれだったけど、丁寧に暮らすのが大切。
お草さんの想いと行動が心に染みる珠玉の一冊。
上記内容は本書刊行時のものです。