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13・67
発行:文藝春秋
四六判
496ページ
定価
1,850円+税
- 書店発売日
- 2017年9月30日
- 登録日
- 2017年8月30日
- 最終更新日
- 2017年9月15日
書評掲載情報
2019-05-05 |
毎日新聞
朝刊 評者: 若島正(京都大学名誉教授、米文学) |
2018-12-08 | 日本経済新聞 朝刊 |
2017-11-26 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2017-11-18 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 東山彰良(作家) |
2017-10-29 |
毎日新聞
朝刊 評者: 川本三郎(評論家) |
2017-10-01 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
華文(中国語)ミステリーの到達点を示す記念碑的傑作が、ついに日本上陸!
現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティ、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。
本格ミステリーとしても傑作だが、雨傘革命(14年)を経た今、67年の左派勢力(中国側)による反英暴動から中国返還など、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデンティティを問う社会派ミステリーとしても読み応え十分。
2015年の台北国際ブックフェア大賞など複数の文学賞を受賞。世界12カ国から翻訳オファーを受け、各国で刊行中。映画化権はウォン・カーウァイが取得した。著者は第2回島田荘司推理小説賞を受賞。本書は島田荘司賞受賞第1作でもある。
〈目次紹介〉
1.黑與白之間的真實 (黒と白のあいだの真実)
2.囚徒道義 (任侠のジレンマ)
3.最長的一日 The Longest Day (クワンのいちばん長い日)
4.泰美斯的天秤 The Balance of Themis (テミスの天秤)
5.Borrowed Place (借りた場所に)
6.Borrowed Time (借りた時間に)
上記内容は本書刊行時のものです。