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偽装死で別の人生を生きる

エリザベス・グリーンウッド(著/文), 赤根 洋子(翻訳)
発行:文藝春秋

四六判   280頁 
定価 1,800円+税

ISBN 978-4-16-390650-8   C0098

書店発売日 2017年5月15日
登録日 2017年3月31日

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書評掲載情報

2017-07-16 朝日新聞  朝刊
2017-07-09 毎日新聞  朝刊
2017-06-04 読売新聞  朝刊
評者:宮部みゆき(作家)

紹介

詐欺罪で懲役二十二年を言い渡され、刑務所に出頭することになっていた日にハドソン川に
架かる橋から飛び降りた男。
フィリピンで賭博の最中にトラブルで刺殺されてしまった男。
自宅付近の浜からカヌーで海に出て戻らず、死亡を認められたイギリス人の男性。
彼らは皆、死亡を偽装し、その後も生きていた。はたしてそんなことが可能なのだろうか。
著者自ら、偽装死の実体験者や失踪請負人、偽装の摘発者たちを取材すると共に、自身の死亡証明書を
手に入れるため、海外に飛んだ――。


目次

プロローグ
学資ローンの返済に困った私はある日、思いつきで「死亡偽装」をネットで検索してみた。監視カメラやGPS
機能付きの携帯電話などが当たり前となった21世紀の世の中で、単に姿を消すことがはたして可能なのだろうか。

1 失踪請負人
自分が誰か別の人間だったら、という空想は誰もがすること。それが究極的に人生を消去して別の者に生まれ変
わりたい願望に至る。顧客から料金を取って彼等の情報を隠蔽、攪乱し、そのアイデンティティを現実からもデ
ジタル世界からも消し去ることを生業とする者がいる。

2 偽装摘発請負人
死亡偽装の最もありふれた動機は保険金詐欺だ。とはいえ、うまくいくことはまずない。成功には大災害が必要
となる。9・11テロ直後、事実誤認も含め、実際の犠牲者数の倍以上の捜索願が出されたという。テロで死んだ
ことにして義援金や保険金を騙し取ろうとしたのだ。

3 カヌーマン
2002年3月、イギリス北東部在住のジョン・ダーウィンは自宅付近の浜からカヌーで海に出て、そのまま戻らな
かった。それからおよそ6年が経ち、記憶喪失だったと彼が警察に助けを求めると、メディアは奇跡の生還と大々
的に取り上げる。だが間もなく嘘が露見。真実は驚くべきものだった。

4 マイケル・ジャクソンとビリーバー
2009年に早世したキング・オブ・ポップ。その生存を信じるファンは、あれは彼が仕掛けた史上最大の悪ふざけ
だということを示す証拠が山ほどあると言う。マイケルはなぜ偽装死する必要があったのか。取材を進めていく
うちに、本人と匂わせる人物から携帯電話に連絡が入った。

5 家族が受ける二次的ダメージ
幼い頃にヘロインの過剰摂取で死んだと教えられた父親が後年まで生きていたことを知った娘。詐欺罪で捕まり
逃亡する父から死亡偽装計画を聞かされていた男子中学生。実の父親に脅され、保険金詐欺の共犯となった20代
の息子。関わり方に違いはあれども、3人とも犠牲者である。

6 死亡証明書を手に入れる
死亡偽装の現場を見たくて私はフィリピンに飛んだ。男二人の協力者と出会い、偽装遺体の購入こそあきらめた
ものの、彼らに依頼し、偽造した自らの死亡証明書を手に入れることになった。待たされた末、帰国予定日の前
日に国家警察本部前で手渡された封筒を開けてみると――。

エピローグ
取材対象者一人一人から個々の事情を聞いてみると、彼等の立場に立って考え、理解できることもあった。それ
以上に、彼等自身が語る物語、その語り口に私は興味を引かれた。そして自分自身が、自らの死亡証明書を手に
した時に感じたこととは。

謝辞
訳者あとがき

上記内容は本書刊行時のものです。