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音の記憶 技術と心をつなげる

小川 理子(著/文)
発行:文藝春秋

四六判   232頁 
定価 1,350円+税

ISBN 978-4-16-390607-2   C0095

書店発売日 2017年2月27日
登録日 2016年12月27日

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書評掲載情報

2017-05-28 東京新聞/中日新聞  朝刊
2017-03-19 読売新聞  朝刊

紹介

◆パナソニック女性役員の手記◆

日本の会社で働く全ての女性に贈る
働くこと、愛すること、継続すること。

かつて松下電器にはソニーに匹敵する自由なる研究所があった。
1986年に入社した私は、その音響研究所に配属され
栄光のブランド「テクニクス」の様々な発展形の技術・商品を開発する。
人には大切な「音の記憶」がある。その感情を技術が喚起する。
そんな商品をめざし、うちこんだ青春の日々は、
8年目でプロジェクト解散、配置転換で雲散霧消したかに見えた。
失意の中で始めたジャズ・ピアノで世界的な評価を受ける。
「君はパナソニックのトップにはなれないが、プロとしては成功する」
そうアメリカのプロデューサーに言われ、心は揺れるが……。


【目次】

■序章 音の記憶
二〇一四年九月ベルリン。私は消えたブランド「テクニクス」復活をパナ
ソニックの責任者として宣言した。この本では、私が「会社員として」
「ピアニストとして」二足のわらじで、いかに音に懸けてきたかを語りたい

■第一章 全ての生き物にはリズムがある
母親のお腹の中で聴いた『赤い靴』と『春よ来い』。なぜこれらの曲が特
別な感情を呼び起こすのだろう。理工学部へ進学した私は、聴覚や生体の
リズムを研究する。そして就職を考える中、運命的な一本の論文に出会う

■第二章 就職まで
「これからの時代は違うんちゃうかなあ」。松下電器で音響の仕事がしたい
と会社訪問すると大学の先輩から「志望業界を変えなさい」と諭された。C
Dなどデジタルオーディオが誕生し、音響事業は激変の時を迎えていたのだ

■第三章 自由なる研究所
それでも松下電器を選んだ私は念願通り「音響研究所」に配属された。
「感性を活かし世の中にないものを作りなさい」という所長小幡修一のもと、
金管楽器型スピーカー、超薄型スピーカーとユニークな製品を生み出す

■第四章 汐留の輝ける青春
ウィーンのオペラ座に採用された超薄型スピーカー。世界的な評価を得た
技術を使って住空間を変えるプロジェクトが始まった。壁一面スピーカー
という前代未聞のホールづくりは、二〇代を懸けるに相応しい挑戦だった

■第五章 失意のプロジェクト解散
三〇歳のとき転機が訪れる。全速で走ってきたプロジェクトが一瞬にして
終わったのだ。薫陶を受けてきた所長の小幡も去った。会社を辞めようか
と悩んでいると上司の木村陽一から誘われた。「ジャズ、やってみないか?」

■第六章 オール・ユー・ニード・イズ・ジャズ
曽根崎の老舗ライブパブ、ピアノとドラムだけのデュオで初舞台を踏んだ。
仕事をしながら毎月のステージに立ち、ジャズにのめり込んだ。七年後、
本場米国での国際ジャズフェス。満員の観客から拍手を受ける自分がいた

■第七章 二足のわらじ
「仕事もピアノも中途半端はいかんよ」という恩人からの手痛いひと言。
奮い立った私はDVDオーディオ、インターネットと新たな仕事に取り組
む。東京に転勤してからは日米で九枚のCDを立て続けにリリースした

■第八章 愛こそ全て It's All About Love
「ミチコ、アメリカでデビューしないか」。米国でリリースしたCDが英国
ジャズ専門誌で年間ベストアルバムに選ばれた。プロデューサーからプロ
オファーを受け、渡米するか悩んでいるとき高校時代の初恋の人が現れる

■第九章 松下幸之助が教えてくれたこと
日本に残る決断の後、本社の部長職に着任した。梅田の新歩道橋や浅草寺
雷門の寄贈など「企業は社会の公器」と考えた創業者の寄付行為に始まる
社会文化グループ。私は無電化地域へのソーラーランタン提供を思いつく

■第十章 テクニクス復活プロジェクトに懸ける
二〇代を捧げたオーディオ「テクニクス」は生産中止になっていた。しか
し時代は再び「高品位な音」を求めている。リスナーや評論家との橋渡し
をするラストピースとして、会社は消えたブランドの再生を私に託した

■第十一章 ベルリンでの復活宣言
着任当初、驚くべきことに最上級モデルのアンプは仮組み、スピーカーは
一部が他社製だった。迫る復活プレゼンの舞台。それでも私は一切妥協し
ない。音質を決定する「音決裁」は最難関と恐れられた。不眠不休の四カ月

■第十二章 幻のターンテーブルSL-1200
七〇年代に開発されたターンテーブルは世界累計三五〇万台を売り上げた
テクニクスのアイコン製品だ。イスラエルから復活を願う二万五〇〇〇超
の署名が届いた。定年退職したOBを頼り、途絶えた技術を蘇らせる

■第十三章 女性が欲しくなる「オーディオ」で未来を拓く
音楽を聴く人の半分は女性。しかしハイエンドオーディオの購入者は九割
以上が男性なのだ。「重くて大きいものが良い」という従来の価値観を打
破し、「女性」と「小型化」を追求。音の宝石箱OTTAVAに辿り着いた

■第十四章 若い人へのレッスン
テクニクスを指揮するパナソニックの役員として、また一四枚のCDをリ
リースしてきたピアニストとして。仕事とジャズを通して実感してきたこ
と。自分らしくあるために大切にしてきたこと。次世代へのメッセージ

上記内容は本書刊行時のものです。