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アメリカ教師教育史
教職の女性化と専門職化の相克
発行:東京大学出版会
A5判
512ページ
価格
10,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年2月1日
- 登録日
- 2017年2月28日
- 最終更新日
- 2018年4月13日
紹介
今なお女性が多くを占め,専門性より「実践的」養成を求める声に晒されるアメリカの教師教育.19世紀州立師範学校における葛藤を生き,越え出ようと模索した女性教師たちを追うことによって,こんにち日本の教育改革でも繰り返し問われる教師教育の専門性,女性の労働の問題を照射する.
目次
まえがき いまなぜ,アメリカの教師教育史か
序 章 教師教育という視座
第I部 州立師範学校前史
第一章 教師教育理論の導入と展開――男性指導者による教職の専門職化言説
第二章 女性教師像の成立――エマ・ウィラードの「共和国の母」としての教師像
第三章 女性のための専門職像を求めて――キャサリン・ビーチャーの専門職としての教師像
第四章 女性による教職専門職化批判――メアリー・ライアンの聖職者としての教師像
第II部 州立師範学校の実際
第五章 初期州立師範学校の実際――背負わされた宿命
第六章 校長補助教師と呼ばれた女性たち――イレクタ・ウォルトンの葛藤
第七章 女性教師の日常世界――日記と手紙から
第III部 州立師範学校の普及と変容
第八章 州立師範学校の普及と変容――教育需要の拡大と序列化競争
第九章 女性校長の出現とその意味――アニー・ジョンソンとエレン・ハイドの思想と実践
第十章 専門的養成をめぐるカリキュラム論争――ジュリア・キングの思想と実践
終 章 教職の女性化と専門職化の相克
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。