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町並み保存運動の論理と帰結
小樽運河問題の社会学的分析
発行:東京大学出版会
A5判
506ページ
価格
8,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年2月1日
- 書店発売日
- 2018年2月28日
- 登録日
- 2018年2月28日
- 最終更新日
- 2018年6月19日
紹介
日本における歴史的景観保存運動のさきがけとなった小樽運河.当事者たちの語りを丹念に追いつつ,開発がある種の必然でもあった都市の社会史,住民たちの語りが共同性を得てゆくプロセス,今日に至る観光都市化のアンビバレンツをも複層的に見つめ,町並み保存の「意味」を問う.著者による33年間のフィールドワークが結実した,圧倒的なモノグラフ.
目次
はじめに
第1章 なぜ景観を保存するのか――問題の所在と分析の方法
第2章 対象としての歴史的環境――町並み保存運動の勃興とその意味
第3章 札幌を恨む都市――港湾商業都市・小樽の都市史
第4章 変化の論理――小樽市行政にとっての運河問題
第5章 保存の論理――保存運動にとっての運河問題
第6章 小樽は何を得て,何を失ったのか――「ポスト運河論争」期の景観変化
第7章 保存とは変化することである
おわりに
[資料篇]
現地調査実施記録
小樽運河問題関連年表
調査対象地区図面
小樽景観変化定点観測調査・集計一覧
建物利用状況経年変化調査
WHY PLACE MATTERS: A Sociological Study on a Historic Preservation Movement in Otaru, Japan, 1965-2016
Saburo HORIKAWA
上記内容は本書刊行時のものです。