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落花
発行:中央公論新社
四六判
416ページ
定価
1,700円+税
- 書店発売日
- 2019年3月19日
- 登録日
- 2019年2月5日
- 最終更新日
- 2019年3月14日
書評掲載情報
2019-04-07 |
読売新聞
朝刊 評者: 加藤徹(明治大学教授、中国文化学者) |
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紹介
将門という男は、なぜかくも激しく不器用なのだ!
音楽に取り憑かれ、「至誠の声」を求め旅に出た仁和寺の僧・寛朝。
荒ぶる坂東の地で出会ったのは、古き法に背き、ならず者と謗られる人物だった――。
土豪、傀儡女、群盗……やがて来たる武士の世を前に、混迷を生きる東国の人々。
その野卑にして不羈な生き様に接し、都人はどんな音を見出すのか。
父に疎まれ、梵唄の才で見返そうとする寛朝
逆賊と呼ばれても、配下を守ろうとする将門
下人の身にして、幻の琵琶を手にせんと策略を巡らす千歳
「至誠の楽人」の名声を捨て、都から突然姿を消した是緒
己の道を貫かんともがく男たちの衝突、東西の邂逅を、
『若冲』『火定』の俊英が壮大なスケールで描き出す!
上記内容は本書刊行時のものです。