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浮世に言い忘れたこと 三遊亭 圓生(著/文) - 小学館
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浮世に言い忘れたこと (ウキヨニイイワスレタコト)

文庫
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発行:小学館
文庫判
272ページ
定価 580円+税
ISBN
978-4-09-406387-5   COPY
ISBN 13
9784094063875   COPY
ISBN 10h
4-09-406387-0   COPY
ISBN 10
4094063870   COPY
出版者記号
09   COPY
Cコード
C0195  
0:一般 1:文庫 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2017年1月11日
書店発売日
登録日
2016年12月11日
最終更新日
2017年1月7日
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書評掲載情報

2017-03-26 読売新聞  朝刊
評者: 中村計
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紹介

昭和の大名人が語る芸、寄席、粋な生き方

昭和の大名人、六代目三遊亭圓生が軽妙な語り口で魅せる随筆集。噺家や落語ファンだけでなく、せわしない現代を生きる多くの人々にも様々なヒントを与えてくれる良質の伝書である。
五十八編、四部構成。芸に対する心構えを説き、芸のむずかしさ、基本や勉強の大切さなど落語の奥義を伝える「人情浮世床」。落語の歴史や寄席への思い、寄席の四季折々の風物詩などについて綴る「寄せこしかた」。圓喬、金語楼、志ん生ら噺家はもとより、同じ時代を過ごした芸人たちを振り返る「風狂の芸人たち」。好きな食べ物から着ものの着こなしにおける自説を述べる「本物の味」。
「世の中、ソロバン勘定だけでは、つまらないものになる」「基礎の出来ていない者は、そこからは絶対にはい上がれない」「逆境に陥ったときにくじけるような人間は成功しない」「何よりもまず、芸に品格があること」「銭金じゃなく、じっと我慢して、おのれ自身に芯をつくる」「イキとヤボは紙一重」――。
ときに優しく、ときに厳しい言葉で紡がれる提言の数々、“あたくしの思い”からは、芸に生きる者の覚悟が伝わってくる。



【編集担当からのおすすめ情報】
明治、大正、昭和を生き、持ち噺の多彩さ、人物描写の見事さで知られる大名人による提言書。読み応えのある生きた言葉の数々がとても参考になり、落語に興味がない人にも、粋に生きることのカッコよさを教えてくれます。また、当時の大衆文化にも浸ることができ、落語史としてもじつに貴重。ときに優しく、ときに厳しい言葉で紡がれる“あたくしの思い”は一読の価値あり。ぜひとも後世に伝え残したい一冊です。

目次

目次

人情浮世床 9
乞食になっても 10
わが身に合った工夫を 18
お銭をいただくからには 26
理屈ではわかっていても 35
箱に入るな 39
芸に終わりなし 47
気転をはたらかせること 52
高座はこわい 57
骨をおぼえろ 58
逆境のときこそチャンス 59
他芸を習え 61
落語と歌舞伎 62
遺 産 71
お色気のはなし 73


寄席こしかた 85
寄席の今昔 86
落語の歴史 94
落語の将来 98
時代の波 101
江戸の春 105
噺家の正月 109
年中貧乏 115
初いびき 117
噺家珍芸会 120
あたくしの勉強会 124
夏の雑音 127
忘れられない正月 129


風狂の芸人たち 135
奇人・圓盛のこと 136
名人・圓喬のこと 147
一柳斎柳一のこと 151
名人・神田伯山のこと 161
一龍斎貞山のこと 166
立花家橘之助のこと 169
玉乗り遊六のこと 171
しゃべり殺された潮花 176
金語楼のこと 178
志ん生のこと 181


本物の味 191
一年の計 192
今の世の中 196
社会屋 200
我 慢 203
夏負け 208
敬 語 210
手 紙 212
ああ、名医なし 215
本を読むとき 219
着物と着こなし 224
らしいなり 230
あたくしの朝食 233
あたくしのぜいたく 235
知らない料理 236
うまいもの 239
郷土恋味 242
そ ば 245
ふ ぐ 247
くさや 248
さんま 251
あたくしの酔いかた 254
煙草のけむり 256

【解説】 自分をこしらえる本 童門 冬二 260

上記内容は本書刊行時のものです。