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平成史
- 初版年月日
- 2018年4月30日
- 書店発売日
- 2018年4月25日
- 登録日
- 2018年3月23日
- 最終更新日
- 2023年11月4日
紹介
「平成の謎解き」はこの一冊で十分!
福島原発事故(11年)の予兆は、JCO臨界事故(99年)にあり。
日本の「右傾化」は、PKO協力法(92年)から始まった。
バブル崩壊、オウム真理教、小泉劇場、安倍一強ほか、
あらゆる事件は、すべてが裏でつながっていた--。
同時代に生きる作家・佐藤優氏と慶應大教授・片山杜秀氏が政治、経済、事件、文化を縦横無尽に語り尽くす。
【本書内容】
モスクワから見た狂騒ニッポン/バブル崩壊でファミレス進化
宮崎勤事件と仮想現実/麻原彰晃作曲の大交響曲
神の手とSTAP細胞/小泉訪朝は失敗
ホリエモンは何者?/血の五輪/「逃げ恥」と冬彦さん
朝日新聞と旧陸軍の共通点/安倍談話は「戦後レジーム」追認
親子二代で完結させた天皇「人間宣言」
ローカルルール消滅と企業不祥事・・・
■平成を読み解くブック&シネマリストも収録
ユダヤ教に伝わるカバラの知恵という論理がある。光が収められた壺がある。だが時間が経つと壺にひびが入る。そこで新しい壺を用意する必要がある。入れ替えに失敗すると光は二度と元に戻らない。ここでいう光とは、日本固有の文化であり、国体であり、あるいは天皇なのかもしれない――佐藤優
平成は、それなりに生きてゆくにはとりあえず充分という極相に達して「坂の上の雲」ならぬ「坂の上の平原」といえる。もっと成り上がりたいという気持ちはないが、墜ちることへの恐怖は強い――片山杜秀
【編集担当からのおすすめ情報】
第一回目の対談は、2017年3月に行われました。その後も断続的に対談は行われ、本書完成に至るまで、計8回(約20時間)を数えています。
目次
第一章 バブル崩壊と55年体制の終焉
平成元年―6年(1989年―1994年)
第二章 オウム真理教がいざなう
千年に一度の大世紀末 51
平成7年―11年(1995年―1999年)
第三章 小泉劇場、熱狂の果てに
平成12年―17年(2000年―2005年)
第四章 「美しい国」に住む
絶望のワーキングプアたち
平成18年―20年(2006年―2008年)
第五章 「3.11」は日本人を変えたのか
平成21年―24年(2009年―2012年)
第六章 帰ってきた安倍晋三、
そして戦後70年
平成25年―27年(2013年―2015年)
第七章 天皇は何と戦っていたのか
平成28年―平成31年(2016年―2019年)
ブックリスト
シネマ&ドラマリスト
上記内容は本書刊行時のものです。