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生きる 小林 凜(著/文) - 小学館
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生きる (イキル) 俳句がうまれる時 (ハイクガウマレルトキ)

文芸
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発行:小学館
四六判
96ページ
定価 1,100円+税
ISBN
978-4-09-388627-7   COPY
ISBN 13
9784093886277   COPY
ISBN 10h
4-09-388627-X   COPY
ISBN 10
409388627X   COPY
出版者記号
09   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年7月23日
書店発売日
登録日
2018年6月5日
最終更新日
2018年6月27日
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紹介

不登校の時間を支えたもの

著者の小林凜は現在高校2年生。

凜は、小・中学校時代、壮絶ないじめにあい、

学校にも守ってもらえず、ほとんどの時間を不登校で過ごした。

そんな中、9歳の時「朝日俳壇」に初投稿、長谷川櫂氏の10句に選ばれる。

その後も次々と入選を続け、

11歳で出版した『ランドセル俳人の五・七・五』は、ベストセラーとなる。

現在高校生として、はじめて学校生活を楽しむ日々を送っている凜は、

本書で、孤独と向き合った小中学生の日々、

家族に支えられ、動物たちに愛情を注いだ日々を描き出した。

凜の感性を磨いた日々は11編のエッセイと79句になった。

本書を読んで、子どもの不登校を見守る母親は

「家族がこういうふうに接してあげればよいのだと知りました」

という感想を寄せてくれた。

凜を見いだした俳人の長谷川櫂氏は、

巻末に「闘う人」というタイトルで寄稿し、こう評する。

「孤立無援のただなかで凜君は俳句に出会い、俳句を作りつづけてきた。

これらの句は小さな動物、小さな植物を虐げるものへの

抗議と抵抗であることを忘れてはならない」。

子どもの心に寄り添うすべての人の心に響く1冊です。


【編集担当からのおすすめ情報】
冒頭に詩「生きるとは」を掲載。

凜くんが高校1年生の学年末試験の時、突然浮かんできて、問題用紙の裏に書き綴ったという詩です。

この詩を読んだとき、心がふるえました。

これまで、凜君が向き合ってきたものの闇深さと、

しかし、それにきちんと対峙している強さを感じ、

そのような現在に到るまでの凜君のことを知りたいと強く思いました。

収録した俳句は、本書が初出のものも多くあり、俳句がうまれた時のエッセイと一緒に楽しんでいただけます。

装画と本文のイラストは、『蜜蜂と遠雷』『ふたご』等ベストセラーの装画を担当して注目のイラストレーター、杉山巧さんです。

空にむかって開く花を、見上げている構図です。

とてもパワーを感じる装丁になりました。デザインは、城所潤さんです。

目次

詩 生きるとは
はじめに
登校路物語
不登校で得たもの
セラピードッグ・アベルの思い出
ツノガエルのケロちゃん
僕とすみれ
最後の晩餐
S先生との「亀を訪ねて三千里」
祖父との思い出
銀杏の降るころに
晩白柚の怪
運命を変えた茶封筒~六年越しの蜘蛛の糸

闘う人 長谷川櫂

上記内容は本書刊行時のものです。