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小学館PS 注文センター:
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おバカさん
発行:小学館
B6判
384ページ
定価
800円+税
- 初版年月日
- 2015年5月25日
- 書店発売日
- 2015年5月20日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
書評掲載情報
2018-05-20 |
読売新聞
朝刊 評者: 鈴木幸一(インターネットイニシアティブ会長CEO) |
2018-04-01 | 産經新聞 朝刊 |
2016-10-23 |
朝日新聞
朝刊 評者: 江國香織(作家) |
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紹介
純なナポレオンの末裔が珍事を巻き起こす
春のある日、銀行員隆盛の妹、巴絵に一通の手紙がシンガポールから届く。姿を現したのは、フランス人、ガストン・ボナパルト。ナポレオンの末裔と称する見事に馬面の青年は、臆病で無類のお人好し。一見ただのうすら“おバカ”だが、犬と子どもに寄せる関心は只事ではない。
変質者か? だが、すれっからしの売春婦をたちまち懐柔したり、ピストルの弾丸を相手の知らぬ間に抜き取るなど、はかりしれない能力も垣間見える。
そして行く先々でその生真面目さから珍事を巻き起こしていく。日本に来た目的は?その正体は?そんな“おバカ”な一方で、彼は出会った人々の心を不思議な温かさで満たしていく。
遠藤周作、得意の明朗軽快なタッチながら、内に「キリスト受難」の現代的再現を意図した心優しき野心作。
上記内容は本書刊行時のものです。