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大遺言
祖父・永六輔の今を生きる36の言葉
- 初版年月日
- 2017年7月3日
- 書店発売日
- 2017年6月28日
- 登録日
- 2017年6月6日
- 最終更新日
- 2017年6月28日
紹介
永六輔って何者? 言葉の天才の孫が辿る!
祖父・永六輔は、僕に何も残さず逝ってしまった。
僕は祖父の著書や手帳、ノートを読み漁り、ゆかりの人を訪ね歩いた。
すると、時代が移り変わっても全く色褪せない「祖父の教え」が、続々と見つかった。
黒柳徹子、久米宏、小林亜星、タモリ、ピーコ、さだまさし、清水ミチコ…。
永六輔の「言葉」によって、仕事や人生が激変した著名人は数知れない。
自殺を考えた女性も、仕事を失ったプロも、自暴自棄に陥った若者も、「言葉の天才」の一言に救われ、今は大充実の人生を歩む。
●「知識に予算はかからない」●「叱ってくれる人を探す」●「人間関係に順位をつけない」●「人間は今が一番若い」●「生きているだけで面白い」●「聞くは話すより難しい」●「笑うことは武器になる」●「立場や肩書きを裏切れ」…
「天才」が83年間かけてつむいだ言葉は、『上を向いて歩こう』『見上げてごらん夜の星を』『こんにちは赤ちゃん』『大往生』など、数々の国民的名作にも生かされている。
だがそれだけではない。孫が選び抜いた36の言葉。
本書は、今を生きる私たちの人生を、思い切り楽しく、上を向いて歩いていくための「教科書」です。
【編集担当からのおすすめ情報】
「無駄なことは何もない。無駄にする人がいるだけだ」ーー。
永六輔さんの孫の拓実さんは、高校時代、ケガによって目標を失い、自暴自棄に陥りましたが、この一言を実践し、一念発起。現在は東京大学に通いながら、祖父の背中を追い、作家を志しています。
脈々と受け継がれた「言葉の天才」「言葉の職人」の才能。
永六輔さんを知っている人も知らない人も、あらゆる世代の心に響く一冊です。
目次
僕から最初に伝えたいこと
1 生き方には貴賤がある
「素人」だったから、いい作詞ができた
久米宏さんが「自由になれた」瞬間
祖父と大学教授の「色即是空」の伝え方
起承転結をつけ59秒でまとめた
デモと仕事のどっちが大事なんだ!
タモリさんをNHKに抜擢した視点
ピーコさんに「炭鉱のカナリアになれ」
東京五輪とヨーグルト早食い競争
芸はプロだけど生き方がアマチュア
2 無駄と絶望こそ糧になる
黒柳徹子さんの弔辞の意味
後悔と葛藤が希望に変わった瞬間
疎開先でいじめられた祖父の経験
手帳に記された「毎日10個」の予定
「東大生」になって変わった意識
卵かけご飯の祖父が100万円
「師」と慕う宮本常一さんの言葉
約束の30分前に到着する理由
3 他人に見返りを求めない
尊敬されるよりも愛されることは難しい
久米さんに「送りっ放し」と皮肉
永六輔のイメージは十人十色
新人への批判FAXに内緒で反論
「いつも怖い存在」が有難い
嵐の大野智さんに助けられた思い出
「アフターケア」も腕磨きの場?
年間4万通ものハガキを書く意味
他人の悪口を言う暇がなかった?
なぜ「一人旅」にこだわったのか
4 老いも病も死も怖くない
永六輔と太宰治の共通点
自分の年齢に36億を足して感謝する
引退せず、人前に出続けた理由
インドで見た衝撃的な弔い方
「生」を考えるのに最適な場所
黒柳徹子さんへの感謝の手紙
人の死は一度だけではない
話せなくなってもラジオに出演
徹子さんへの「太鼓の音」の秘密
感謝と弔辞
上記内容は本書刊行時のものです。