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出版者情報
中世都市 社会経済史的試論
発行:講談社
文庫判
368ページ
定価
1,280円+税
- 書店発売日
- 2018年10月12日
- 登録日
- 2018年7月9日
- 最終更新日
- 2024年2月29日
書評掲載情報
2018-11-17 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
ローマからゲルマン諸族へと地中海に展開した古代文明。イスラームの侵入による「停滞の中世」のなかで都市と商業はいかに生まれたか
歴史的世界としてのヨーロッパの生成を自らの学問の中心テーマに据えた、二十世紀を代表するベルギー生まれの中世史家アンリ・ピレンヌ。本書では「中世都市」の来歴がみずみずしく語られる。
地中海を内に抱く古代ローマ世界の枠組みはゲルマン諸族の侵入でも維持されたかに見えたが、イスラーム勢力の地中海侵出により衰頽し、変容していく。そんな停滞のなかいつ「商人階層」が登場し、どのように都市と都市民が生まれてきたのか。遺された細かな史料にいたるまで渉猟し、一貫した問題意識から描かれた中世都市成立史の不朽の名著。
目次
第一章 八世紀末に至るまでの地中海商業
第二章 九世紀の商業の衰頽
第三章 シテとブール
第四章 商業の復活
第五章 商人
第六章 都市の形成と市民
第七章 都市の諸制度
第八章 ヨーロッパ文明に対する都市の影響
- 旧版ISBN
-
9784423493106
上記内容は本書刊行時のものです。