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出版者情報
おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱
発行:講談社
文庫判
336ページ
定価
720円+税
- 書店発売日
- 2017年2月21日
- 登録日
- 2016年12月20日
- 最終更新日
- 2024年1月19日
書評掲載情報
2017-03-05 |
朝日新聞
朝刊 評者: 池澤春菜(声優、コラムニスト) |
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紹介
「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。彼女と会うには奇妙な条件があった。「怖い話」を聞かせるというその求めに応じるため、ぼくはもう十年、怪談蒐集に励んでいるのだが……。ツナとぼく(ミミズク)、夢と現(うつつ)、彼岸と此岸が恐怖によって繋がるとき、驚天動地のビジョンが"せかい"を変容させる――。
いびつで、怖く、そして切ない座敷牢のボーイ・ミーツ・ガール!
――宮内悠介
前人未踏の実話怪談ホラー。傑作!
――大森望
天才が紡ぎ出す黄泉の視界(ビジョン)に恐れ、畏れよ――。
「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。彼女と会うには奇妙な条件があった。「怖い話」を聞かせるというその求めに応じるため、ぼくはもう十年、怪談蒐集に励んでいるのだが……。ツナとぼく(ミミズク)、夢と現(うつつ)、彼岸と此岸が恐怖によって繋がるとき、驚天動地のビジョンが"せかい"を変容させる――。
目次
零 ふたり
一 繰り返しの十年
二 新聞販売店
三 うまれおちたるかうけうのひとつめざめたること
四 余所者
五 失せ物探し
六 脅威の捏造
七 旦那様
八 凪の終わり
九 おのれをさだめたるかうけうかすがみをわたること
十 決断の代償
十一 しろてぶくろちのとととまじわりかすがみをしること
十二 巫覡の座
十三 しろてぶくろとんをしりえんをたぐること
十四 屋敷の主
十五 みっつのかうけうおわりのけつだんをくだすこと
十六 嵐のあと
十七 そしてこれから
上記内容は本書刊行時のものです。