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講談社学術文庫
再発見 日本の哲学 平田篤胤 霊魂のゆくえ
発行:講談社
文庫判
328ページ
定価
1,080円+税
- ISBN
- 9784062923989
- Cコード
-
C0110
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一般 文庫 哲学
- 出版社在庫情報
- 不明
- 書店発売日
- 2017年1月12日
- 登録日
- 2016年12月12日
紹介
私たちは死んだらどうなるのか。二百年前、誰もが抱くこの問いに解決を与えようとした思想家こそ、平田篤胤である。
篤胤は主著『霊の真柱』で、自らの学問の目的は「真道」を知ることである、という。そして、「真道」を知るためには、「霊の行方の安定」を知ることが先決だというのである。
つまり、人は死後、霊(霊魂)になる。その霊のゆくえを知ることこそ、かれの学問だったのだ。
江戸末期の思想家のそのような思考が、日本の近代に大きな影響を与えている。
複雑怪奇な篤胤の思想の本質を明解に分析する快著。
目次
第一章 篤胤の抱えた問い
第二章 神へ――問いの具体化
第三章 『新鬼神論』――死んだら霊魂になる
第四章 近世庶民仏教と『出定笑語』
第五章 『霊の真柱』――霊魂のゆくえ
終章 近代へ
その他情報
書誌確定
上記内容は本書刊行時のものです。