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出版者情報
正しい本の読み方
- 書店発売日
- 2017年9月20日
- 登録日
- 2017年8月8日
- 最終更新日
- 2024年2月9日
紹介
ちまたには相変わらず、本が溢れています。しかし、そもそも、どんな本から読めば自分のためになるのか。本を読んでも次から次へと内容を忘れてしまうが、どうすれば覚えられるのか。本は何の役に立つのか・・・こういったことに悩んだことはありませんか?この本は、本を読むための本、本を愛する人のための本です。これを読めば、どんな本を選りすぐれば自分の血肉になるのか、がわかります。本を読むにもコツがいるんです!
<本を愛してやまない読書好きの皆さんへ>
ちまたには相変わらず、本が溢れています。
しかし、そもそも、どんな本から読めば自分のためになるのか。本を読んでも次から次へと内容を忘れてしまうが、どうすれば覚えられるのか。本は何の役に立つのか・・・。
こういったことに悩んだことはありませんか?
ネットの発達によって、情報が万人に平等に与えられる現代だからこそ、人々は「正しい本の読み方」があることを忘れているのではないでしょうか。
たとえば、本を読むうえで、「構造」「意図」「背景」の3つをおさえなくてはならないことを、あなたはご存知ですか?
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この本は、本を読むための本、本を愛する人のための本です。これを読めば、どんな本を選りすぐれば、あなたの血肉になるのか、がわかります。
この本を読めば、本が自由に生きていくための保障になる、とわかります。
大ヒット作やネット評価の高い本ばかりを読んでいるだけでは、得られることは少ないかもしれません。
本を選ぶにも、読むにも、コツがいるのです。そのコツを橋爪先生に学びましょう。
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特別付録として、橋爪先生が選び抜いた、「必ず読むべき『大著者100人』リスト」もつけました。
まずはこのリストに挙げられた大著者(小説家・哲学者・・・)から、読み始めてみませんか?
●目次
<基礎篇>
第一章 なぜ本を読むのか
第二章 どんな本を選べばよいのか
第三章 どのように本を読めばよいのか
<応用篇>
第四章 本から何を学べばよいのか
【特別付録】必ず読むべき「大著者一〇〇人」リスト
第五章 どのように覚えればよいのか
第六章 本はなんの役に立つか
<実践篇>
第七章 どのようにものごとを考えればよいのか
終章 情報が溢れる現代で、学ぶとはどういうことか
目次
●はじめに
<基礎篇>
●第一章 なぜ本を読むのか
学ぶことは、生きること/偶然は、自分の一部なのか/ジョンはジョンと呼ばれる/人間はいつもできかけ/できかけで、完成形/人生のクオリティを高める/パターンから学ぶ/不自由をつき詰める/本を読まない人生/なぜこだわるのか
●第二章 どんな本を選べばよいのか
最初に読む本/教科書/学校のきまり/理解してくれる誰か/物語と参考書/大人との接点/教科書がなくなる/本のネットワーク/本から本ができる/読むべき本/中学の幾何/幾何こそ学問のモデル/あまのじゃくを忘れない/クラシックスを読む/入門書はすごい/においと評判/私の読書体験/自分なりの旅が始まる/読むべき本のヒント/よい友人を見つける/読書会があった/読書会のマナー/ベストセラーは買いか
●第三章 どのように本を読めばよいのか
すなおに読む/感情と予断/読むとは、デッサンのようなもの/テキストの構造/書いてないこと/論理・定義・前提/テーゼと独断/導出と矛盾/頭の中にファイルを作る/著者の対話/著者のケンカ/脳はそうできている/主人公が頭のなかに住む/人間的能力を高める/夢と似ている/アクションを交える/カードは無駄/実例でみる/むずかしい本/実際に読んでみる/本を読むポイント/評論集は役に立つのか/一日一ページでいい/解釈の分岐/立場の違い
<応用篇>
●第四章 本から何を学べばよいのか
『理科系の作文技術』/トピック・センテンス・メソッド/あるまじき行数調整/文章のプロになる/本から、何を学ぶか/思想には「構造」がある/書評について/著者の「意図」/思想の「背景」/『資本論』の読み方/リカルドとの対抗関係/マルクスの一貫性/搾取と革命/ヘーゲルの弁証法/弁証法の背景/歴史法則/レヴィ=ストロースの構造/ソシュールの発見/人間であることの証明/近代主義者と距離を取る/構造主義と数学/視点の移動/局所/全域/作業は終わらない/ささくれと引っかかり/フーコーの誤訳/伝記を読む/大著者一〇〇人/ファッションに似ている?/大著者の世界/カントとヘーゲル/宮台真司と東浩紀/大著者が行方不明
・・・・・・ほか
上記内容は本書刊行時のものです。