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戦後歌舞伎の精神史 渡辺 保(著/文) - 講談社
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戦後歌舞伎の精神史 (センゴカブキノセイシンシ)

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発行:講談社
四六判
322ページ
定価 2,300円+税
ISBN
978-4-06-220487-3   COPY
ISBN 13
9784062204873   COPY
ISBN 10h
4-06-220487-8   COPY
ISBN 10
4062204878   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年2月17日
最終更新日
2017年3月22日
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書評掲載情報

2017-06-11 読売新聞  朝刊
2017-05-20 日本経済新聞  朝刊
評者: 矢内賢二(古典芸能研究家)
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紹介

いまや「かぶき女子」が世に溢れるくらいの、歌舞伎ブームです。惜しくもなくなった中村勘三郎や、あるいはスター性抜群の市川海老蔵など、高い人気を誇る役者も枚挙にいとまがありません。
では、いったい歌舞伎とは何なのか。とくに、21世紀の現代社会に生きるわれわれにとって、歌舞伎とは何か?
演劇評論の第一人者である著者が、この問いに挑みます。
敗戦後、歌舞伎はどのように再興され、古典芸能であることと、戦後社会をどのように切り結んできたのか?
戦後の歌舞伎の歴史を現代の最先端まで検証しながら、その魅力と本質を存分に描ききった傑作です。
戦後は、まずは、「女形不要論」から始まります。歌舞伎にとって、まさに最重要課題といっていい「女形」について、戦後の精神は、どのように考えたのか。
そして、名優たちの興亡と、いまや「なんでもあり」といっていい現在まで。
歌舞伎の精神の戦後史です。

目次

発 端  歌舞伎という家族の物語
第一章 祖父の時代
    戦争の傷あと/六代目菊五郎の科学性/「女形不要論」
第2章 父の時代
   八ッ橋と藤壺/幸四郎一門東宝入り/団十郎襲名とその死/歌右衛門王朝   の興亡
第三章 叔父の時代
   「曾根崎心中」と武智歌舞伎/鈴木忠志の発見――近代から現代へ
第四章 子の時代――現代
   古典劇としての歌舞伎の成立――吉右衛門/もう一つの側面――仁左衛門   /「桜姫」の神話
第五章 孫の時代
   コクーン歌舞伎と平成中村座/歌舞伎座建て替え/二人の「髪結新三」
第六章 曾孫の時代
   五世代の「助六」/なんでもありの世の中/歌舞伎とはなにか

著者プロフィール

渡辺 保  (ワタナベ タモツ)  (著/文

1936年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、東宝入社。東宝演劇部企画室を経て、演劇評論家、放送大学客員教授。『女形の運命』で芸術選奨文部大臣新人賞。『娘道成寺』で読売文学賞。『忠臣蔵』で平林たい子文学賞。『四代目市川団十郎』で芸術選奨文部大臣賞。その他、『江戸演劇史』『明治演劇史』『歌舞伎の見方』など著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。