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出版者情報
〈世界史〉の哲学 近世篇
発行:講談社
四六判
482ページ
定価
2,500円+税
- 書店発売日
- 2017年3月22日
- 登録日
- 2017年1月25日
- 最終更新日
- 2017年3月16日
書評掲載情報
2017-08-06 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 藤沢周 |
2017-06-04 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 井口時男(文芸評論家) |
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紹介
遅れた封建ヨーロッパの中世末期になぜルネサンスと宗教革命という相反する運動が同時進行したのか。ラテン語で書かれた聖書を読めないカトリック信者のジレンマとはいかなるものか。科学革命のハイライトともいうべき「万有引力」は、合理的思考が忌避する遠隔作用ではないのか。西欧だけがなぜ近代へと飛躍しえたのかという謎が今、解き明かされる!
目次
まえがき
第1章 包摂的な政治制度のアンチノミー
第2章 世界の中心へ、縁へ、海へ
第3章 聖地の受肉
第4章 宗教と世俗化のEPR相関
第5章 原テクストの転移
第6章 知性と経験
第7章 知性の不安
第8章 王は二つの身体をもつ
第9章 遠近法の二つの身体
第10章 世俗の神秘体
第11章 遠い祖国と短い時間
第12章 天使と税制
第13章 王朝、王冠、そして……威厳
第14章 王は死せり……王が生きんことを
第15章 〈聖所の前〉のタブロー
第16章 「蒐集家の部屋」をつきぬけて
第17章 表象の条件としての〈タブロー〉
第18章 狂気の理性
第19章 万有引力と最後の魔術師
第20章 ダミヤンの死/マラーの死
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。