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ヨイ豊

梶 よう子(著/文)
発行:講談社

四六変型判   370頁 
定価 1,800円+税

ISBN 978-4-06-219776-2   C0093

書店発売日 2015年10月29日
登録日 2015年9月18日

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書評掲載情報

2017-04-22 日本経済新聞  朝刊
2017-04-16 産經新聞  朝刊
評者:細谷正充(文芸評論家)
2015-11-15 朝日新聞  
評者:末國善己
2015-11-15 朝日新聞  
評者:末國善己(文芸評論家)

紹介

元治2年(1865)如月、清太郎の師匠で、義父でもある三代豊国の七七日法要が営まれる。
三代は当代きっての花形絵師。歌川広重、歌川国芳と並んで「歌川の三羽烏」と呼ばれた。
すでに広重、国芳を亡くし、歌川の大看板・豊国が亡くなったいま、誰が歌川を率いるのか。版元や絵師、公演者たちなど集まった弔問客たちの関心はそのことに集中した。
清太郎には義弟の久太郎と、弟弟子の八十八がいた。久太郎は清太郎と同じく、門人から婿養子なった弟弟子。
そして八十八は、清太郎より歳が一回りも下の弟弟子。粗野で童のような男だが、才能にあふれている。八十八が弟子入りしてすぐに三代はその才能を認め、挿絵を大抜擢で任せたりしたものだ。
かたや清太郎が三代に褒められたのは、生真面目さしか覚えがない。その上、版元たちからは、三代の通り名「大坊主」を文字って、「小坊主」と呼ばれる始末。
いったい、誰が「豊国」を継げようものか。清太郎は、苦い振る舞い酒を口へ運んだ──。
黒船騒ぎから12年が経ち、京の都には尊王攘夷の嵐。将軍さまは京に行ったきりと、徳川の世は翳りはじめていた。時代のうねりの中で、絵師たちは何を見、何を描き、何を残そうとしたのか!

その他情報

書誌確定

上記内容は本書刊行時のものです。