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出版者情報
金子兜太の俳句入門
- 初版年月日
- 2012年5月25日
- 書店発売日
- 2012年5月25日
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2023年12月8日
書評掲載情報
2018-04-01 |
毎日新聞
朝刊 評者: 正津勉(詩人) |
2018-03-18 |
朝日新聞
朝刊 評者: 嵐山光三郎(作家) |
2012-07-01 | 産經新聞 |
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紹介
生活実感をとらえて、具体的な情景をつかむ。景が〈主観の芯〉を伝えるようにする。季語は単なるルールとしてではなく、長い歴史を持った味わいのある言葉として大事にする――。著者独自の俳句観や作句法を述べ、多くの例を挙げながら、現代俳句の本質に迫る!「俳句のリズム」「切字」「写生」「喩えの使い方」といった、実作者なら誰もが参考になるコツも随所に掲載。率直果敢な兜太流俳句入門の決定版。解説・対馬康子
目次
まえがき
一、俳句とは
【一】季語にこだわらない
【二】〈生活実感〉を表す
【三】率直に〈生活実感〉を
【四】実感と言葉
【五】三位一体
【六】俳句の形式
【七】俳句の成立
【八】俳句のリズム
【九】切字
【一〇】五七調と切字
【一一】二物衝撃
【一二】ひびき
【一三】変形
【一四】自由律
【一五】眼と耳の協働
【一六】漢字
【一七】擬態語・擬音語
【一八】流行語と俳句
【一九】分かち書き(表記法1)
【二〇】多行書き(表記法2)
【二一】ルビ付き(表記法3)
【二二】定型というもの
【二三】五七調と定型
【二四】変則五七調
【二五】短さの魅力
【二六】即興
【二七】即興と挨拶
【二八】即興と即物
【二九】特殊な記録法
【三〇】待つ間の記録
【三一】〈形〉
【三二】画
【三三】画と詩
【三四】形とこころ
【三五】形で書く
【三六】俳句の〈像〉
【三七】〈像〉で伝える
【三八】正月の句
【三九】かたちと流れ
【四〇】意思と肉体
【四一】韻文1
【四二】韻文2
【四三】韻文3
【四四】韻文4
【四五】散文から俳句へ
最短定型の表現力
二、作句法あれこれ
【四六】写生
【四七】描くこと・見ること
【四八】発見
【四九】主観を少し加える
【五〇】実景と情景
【五一】景色を動かす
【五二】景が変わる
【五三】まるごととらえる
【五四】景色がふくらむ
【五五】主観が前面に出てくる
【五六】主観を吐露する
【五七】率直さ
【五八】〈人〉にゆきつく
【五九】〈喩え〉というもの
【六〇】〈喩え〉の使い方
【六一】〈喩え〉のはたらき
【六二】「本歌取」
【六三】本歌取の要領
【六四】本歌取と〈なぞり〉
【六五】〈もじり〉という言い方
【六六】新しいものを加える
【六七】「新しみは俳諧の花」
【六八】一茶の「本歌取」
【六九】季語と本歌取
【七〇】川柳と本歌取
【七一】狂句
【七二】短詩形と本歌取
三、俳句誕生まで
【七三】俳句とは何か
【七四】唱和
【七五】問答
【七六】和歌
【七七】歌合
【七八】連歌
【七九】俳諧の連歌
【八〇】俳諧というもの
【八一】俳諧の二つの流れ
【八二】〈自然〉
情(ふたりごころ)──芭蕉と一茶
解説──原郷へのあこがれ 対馬康子
文庫版あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。