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出版者情報
江戸の高利貸
発行:KADOKAWA
文庫判
240ページ
定価
840円+税
- 初版年月日
- 2017年7月25日
- 書店発売日
- 2017年7月25日
- 登録日
- 2017年7月5日
- 最終更新日
- 2024年3月11日
書評掲載情報
2017-08-12 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
蔵米取の旗本・御家人1万数千人を相手に、俸禄米を対象とする高利貸金融をわずか百人ほどで独占した札差。金を貸した恩を利用し、返済不能にして証文を書き替えさせ、最後の月はひと月分二重取りまでして莫大な利益を得ていた。しかし、幕府の基盤を揺るがすこのシステムは永くは続かなかった。高利貸の成立と繁栄、武士の困窮と借金棒引きの歴史を丁寧に解説。粋や通の文化を生んだ札差から、知られざる江戸の姿を描き出す。
目次
ニッポン高利貸資本論
現代の高利貸
江戸の高利貸
札差の登場
蔵米取と札差
蔵宿師VS対談方
十八大通
幕府の札差援助
御蔵前馬鹿物語
堕落する旗本・御家人
棄捐令
借金帳消しの画策
棄捐令発布
文化・文政の繁栄と天保改革
札差株の下落
化政期の札差文化
天保の札差改革
維新、そして滅亡
蔵米取の消滅と札差業
江戸札差一覧
あとがき
『江戸の高利貸』を語る
上記内容は本書刊行時のものです。