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108年の幸せな孤独 キューバ最後の日本人移民、島津三一郎

中野 健太(著/文)
発行:KADOKAWA

四六判   240頁 
定価 1,700円+税

ISBN 978-4-04-103842-0   C0095

書店発売日 2017年1月25日
登録日 2017年1月6日

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書評掲載情報

2017-03-18 日本経済新聞  朝刊

紹介

キューバ革命、冷戦、国交回復……カリブの小島に住む108歳の日本人移民。新潟県生まれの島津三一郎氏はスイカを育てて暮らしたが、一度も日本に帰国しなかった。なぜか。静かな感動に包まれるノンフィクション。

目次

プロローグ ~108歳、日本人移民の穏やかな一日

第1章 テレビが繋いでくれた90年の空白

99歳の老人との思いがけない出会い
時間と空間を超えた中学校校歌
視聴者からの思いがけない電話
足跡をたどって新潟へ
浅香徳治という謎の人物
なぜ通っていない学校の校歌を歌ったのか

第2章 島津さんが暮らす小さな島へ

フライトもキューバスタイル
待ち焦がれた再会
車いすに乗った島津さん
故郷新潟のお米
移民した日本人のはじまりの地
移民排除の気風の中で
移民の互助組織「松島日本人農業組合」

第3章 敵国視された第二次大戦、移民排除の空気のなかで

日本人というだけでとらえられる
知られざる収容所の生活
月に一度だけの面会
地域のキューバ人たちからの支え
語られない収容中の生活
無念さに思いをはせて
スイカ栽培に見た夢

第4章 キューバ革命を闘った日系人

フィデル・カストロの蜂起
革命の兵士となった日系人との出会い
18歳で革命軍へ身を投じた日系人
日系二世の複雑な思い
チェ・ゲバラからの呼びかけ
キューバ革命の勝利

第5章 革命がもたらした平等、そして夢の終わり

一変した日本人の農業
世界が滅亡に最も近付いた「キューバ危機」
いつか日本に帰って……夢の終焉
豚や猫たちと暮らしていた島津さん
半世紀を超える望郷の思い
ソ連崩壊――まやかしだった好景気
姿を消したスイカ
アメリカとの半世紀ぶりの国交回復
姿を消した親友――革命の功罪

第6章 108回目の誕生日

誕生日会へ向けて
健康寿命を支えるキューバの医療
いまさら禁煙?
医療はビジネスではない
使命感にあふれる医師たち
巻き寿司でお祝い
背中からのメッセージ

エピローグ

著者プロフィール

中野 健太(ナカノ ケンタ)

1978年、京都府生まれ。映像ジャーナリスト。ロンドン芸術大学の映像学科を卒業後、キューバの番組制作会社で映像を学び、帰国。ドキュメンタリー制作会社で数多くのドキュメント制作に携わる。現在は、フリーランスの映像ジャーナリストグループASIANEWSに所属し、京都文化社の代表として活動。テレビ朝日系「テレメンタリ―」(幸せの指標―世界が注目するキューバ医療―)、TBS系「情熱大陸」(石巻日日新聞)、テレビ東京系「ガイアの夜明け」(新幹線が拓く!新たな挑戦)などを制作。

上記内容は本書刊行時のものです。