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クルド人 国なき民族の年代記 : 老作家と息子が生きた時代
発行:岩波書店
B6判
縦190mm
218ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2017-6-15
- 登録日
- 2017年7月26日
- 最終更新日
- 2017年7月26日
書評掲載情報
2017-07-30 |
読売新聞
朝刊 評者: 奈良岡聰智(京都大学教授、政治史学者) |
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紹介
過激派組織「イスラム国」の攻勢を食い止めたことで、国際的な注目を集めるイラクのクルド自治区。しかし、イラク・トルコ・シリア・イラン各国で苛烈な弾圧を受けてきた「国家を持たない最大の民族」クルド人の歴史はほとんど知られていない。「国民的」老作家フセイン・アーリフと息子の通訳マツダ、マツダの親友でジャーナリストのヤヒヤ・バルザンジの語りを通して、自由と独立を求め続けるクルド人の歴史と今を生き生きと伝える。
目次
第1部 イラクのクルド自治区の今(「イスラム国」の衝撃
「ミニ国家」クルド自治区
「自由」の代償
キルクークを巡る民族対立
独立闘争の鬼っ子「PKK」)
第2部 クルド人とは(民族性とその歴史
大国の思惑と幻の国家)
第3部 サダムの時代(共和国の誕生とバアス党の支配
湾岸戦争とクルドの民衆蜂起
クルド地域政府の樹立と内戦
イラク戦争とサダムの最期)
国家樹立への道
上記内容は本書刊行時のものです。