書店員向け情報 HELP
共生社会における里山の可能性
- 初版年月日
- 2011年7月
- 書店発売日
- 2011年7月22日
- 登録日
- 2011年6月27日
- 最終更新日
- 2015年9月9日
紹介
かつて人の手で形作られ、維持されてきた里山。日本における生物多様性の象徴でもあるこの里山をめぐり、人と動物や自然との関係性を見つめ直し、地域住民や農林業者にとって欠かすことの出来ない里山の意味を積極的に評価する。他に投稿論文7本ほか。
目次
巻頭言
追悼:故里深文彦会員
シンポジウム報告論文
地域社会に里山を残せるか-多様な主体による参加型の取り組み構築-(高橋 俊守)/里山と生物多様性(樋口 広芳)/里山と風土保全の現代的意義-現代の“人間の危機”克服と文明転換の視点から(亀山 純生)
投稿論文
動物の人間に対する恐怖心を減少させる積極的な処置の検討(平山加奈子・松本令以・冨岡由香里・鈴木馨/道路裁判における道路構造令の意義(田畑 琢己)/内モンゴルにおける新農村新牧畜区建設の現状と課題(阿拉坦沙)/コモンズ論の系譜からみる市場親和的コモンズの新展開(廣川 祐司)/視覚認知における注意配分についての文化心理学的研究 ―モンゴル人と日本人を対象に-(宝 迪・武田 庄平)「センス・オブ・ワンダー」におけるカーソンの思想的“まなざし”―科学をめぐるエコロジーとフェミニズムの共通認識にふれて-(吉田 哲郎)/コモンズの公共性とは何か-「構成的外部」の構造-(下村 智典)
研究ノート
バングラデシュ少数民族居住区の農家経済の現状と課題―コックス・バザール県パネールチョラ集落を事例にして-(Thoai Mong Rakhine・淵野 雄二郎・千年 篤)/「適正技術」との対話に向けて―「らせん水車」の過去・現在・未来-(里深 文彦)
書評
北野 収 著「国際協力の誕生―開発の脱政治化を超えて―」 (及川 洋征)
投稿規程
執筆要領
会 則
上記内容は本書刊行時のものです。