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大海に生きる夢 : 大海浮夢
発行:草風館
B6判
縦190mm
567ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2017-10-31
- 登録日
- 2018年2月4日
- 最終更新日
- 2018年2月4日
書評掲載情報
2018-02-04 | 産經新聞 朝刊 |
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紹介
ポンソ・ノ・タオ(人の島)蘭嶼に生きるタオ族。独自の暦-夜暦の循環のなかで、舟を造り、舟を遭いでトビウオ漁に出、捕ってきた魚と女たちが育てたイモを主食とする生活を、父や祖父の世代は営んできた。本当のタオの男たち。そんな民族が生きる蘭嶼を襲ったのは、中国語による学校教育、大型漁船の乱獲と爆薬漁の横行、戒厳令下の80年代に建設された核廃棄物貯蔵所。そして急速に進む近代化。シャマン・ラポガンの文学は、タオ族の伝統を取り戻すために、現代の知識人として生きる壮絶な闘う文学、それは少数民族タオ族が生んだ人類の奇跡にほかならない。
目次
1章 腹をすかせた子供時代
2章 南太洋放浪
3章 モルッカ海峡の航海
4章 島のコードを探し求めて
上記内容は本書刊行時のものです。