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にんげんいっぱい うたいっぱい
日本の音はどこへ行く
発行:工作舎
四六判
388ページ
定価
4,500円+税
- 書店発売日
- 2016年6月27日
- 登録日
- 2016年5月19日
- 最終更新日
- 2016年5月19日
紹介
「梁塵秘抄」を現代に甦らせ、日本の音を求め創造した稀有な音楽家・桃山晴衣。徳川義親、秋山清、永六輔、五木寛之が瞠目し、ピーター・ブルック、デレク・ベイリー、ピナ・バウシュが敬愛したミュージシャンの音楽遍歴の記録を、「随想」と「対話篇」で一冊に凝縮。公私の伴侶・土取利行とともに、日本人の豊かな感性を伝えながら、世界のアーティストとも交流を続けた伝説の歌い手による遺稿集。
目次
1975-1979 修行と伝統
伝承をうたう/「はるえにちろく」から
家元と呼ばないで/家元制と近代
1977-1988 交歓と別離
三味線の音色をつくる――竹内庸介さん訪問
演歌と叛骨――添田知道さん訪問
近代邦楽事情――父、鹿島大治訪問
平曲修行と名人たち――井野川幸次検校訪問
胡弓の理想――横井みつゑさん訪問
添田知道さんが逝ってしまわれた
千寿師匠の死を悼む/秋山清さんを偲んで
1981-1983 今様の冒険
「梁塵秘抄」に出会えて
「梁塵秘抄」の世界をうたいながら
各務原雨の夜ばなし――桃山晴衣+藤井知昭+青木雨彦+皆川達也
1982-1990 遍歴と輪舞
ウードと三味線――ハムザ・エル=ディン
デレク・ベイリーとの即興/パリの三人の音楽家
モロッコは三絃の国/パリからの便り
タゴール・ソングと土取利行/インド紀行
たかが日本、されど日本
1985-1990 帰郷と三絃
内なる風景、外なる風景/祭りの魅力を感じるとき
生活をデザインする/弾き語り放浪の旅から
三絃世界はファンタジー/夢二の三味線
げんげんばらばら奥美濃日記
ビジュアル・ページ
桃山晴衣自筆の宮薗節譜「鳥辺山」
写真帖よ り
上記内容は本書刊行時のものです。