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マキャベリアンのサル ダリオ・マエストリピエリ(著) - 青灯社
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マキャベリアンのサル (マキャベリアンノサル)

自然科学
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発行:青灯社
四六判
293ページ
並製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-86228-043-5   COPY
ISBN 13
9784862280435   COPY
ISBN 10h
4-86228-043-9   COPY
ISBN 10
4862280439   COPY
出版者記号
86228   COPY
Cコード
C0045  
0:一般 0:単行本 45:生物学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2010年7月
書店発売日
登録日
2010年7月20日
最終更新日
2010年9月9日
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紹介

<人間の本性を考えるために>
本書はアカゲザルと人間の非常におもしろい心理について深い洞察をおこなっている。セックスや地位、支配、攻撃、血縁、協同、葛藤など、誰もが関心あるテーマについて読者に深い理解をもたらしてくれる。この複雑な社会生活をのりきっていくためわれわれ霊長類が使う戦略に関心あるすべての人にとって必読書である。
従来の大型類人猿ではなくアカゲザルに着目した進化生物学の俊英が、そのマキャベリアン的行動と心理をとおして人間の本性に迫る。

目次

第1章 われわれの成功の秘密
もっとも成功した霊長類  バディのできごと
マカク的知性における権謀術数

第2章 雑草のようにしたたかなマカクザル
普通のサル  アカゲザルはどこから来たのか
したたかなマカク属のサルたち  カリブ海の霊長類
生物医学用のサル

第3章 身びいきと駆け引き
万人の身びいき主義  近親婚と遺伝子拡散
身びいき、政治、そして同性間の結びつきの起源  身内のための安易な寛容
利他主義?  過酷な生活
若き身びいき主義者たち

第4章 攻撃性と優位性
牝牛とブチハイエナのはざま  何のための戦いなのか?
優位性  階層性と順位
攻撃的介入における利他主義と日和見主義  スケープゴート
立身出世物語  頂点の暮らしと最底辺の暮らし

第5章 戦争と革命 
よそ者嫌い  戦争
殺すか否か  革命

第6章 性と取引
性産業の生物的起源  オスの観点
メスの視点:よそ者とのセックス  メスの観点:関係性と取引
メスは何が欲しいのか

第7章 親による投資
私たちの未来への投資  資本市場の駆け引き
最初の数日の愛と興奮  親業
母親と子どもの間の諍い  赤ん坊の皮膚の肥厚
第8章 コミュニケーションという取引
社会的組織内の生活  行動を手に入れるために情報を操作すること:表象的な伝達
行動を獲得するための薬物の使用:非表象伝達
あなたの生活を救うパスワードを知ること  脅し、ハッタリ、そしてポーカーゲーム
友好的な信号  サルの軍隊生活

第9章 愛と哀れみのマキャベリ的起源
脳の大型化と複雑な知性にいたる進化的旅路の操縦士と乗客
性の不平等とオスとメスの力  アカゲザル社会における身びいき主義と専制主義
人間社会における身びいき主義と専制主義  人間の本性とアカゲザルの本性
アカゲザルと人間:成功物語

版元から一言

本書はアカゲザルと人間の非常におもしろい心理について深い洞察をおこなっている。
魅力あるスタイルで書かれ、基本原理をうきぼりにする興味深い例をあげて、読者にセックスや地位、支配、攻撃、血縁、協同、葛藤など、誰もが関心あるテーマについて深い理解をもたらしてくれる。
この複雑な社会生活をのりきっていくためわれわれ霊長類が使う戦略に関心あるすべての人にとって必読書である。
  ――デイビッド・バス(テキサス大学心理学教授、「The Evolution of Desire」の著者)

著者プロフィール

ダリオ・マエストリピエリ  (ダリオ・マエストリピエリ)  (

1964年、ローマに生まれる。
ケンブリッジ大学客員研究員、ヤーキス国立霊長類研究センター共同研究員等を経て、現在、シカゴ大学比較人間発達学、進化生物学、神経生物学教室の教授。
編著『Primate Psychology』( ハーヴァード大学出版局)他。霊長類の行動、心理、社会構造の優れた研究で知られ、それをもとに鋭い人間洞察を学界に投げかけている。
Distinguished Scientific Award for Early Career Contributions to Psychology ほか多数を受賞。

木村 光伸  (キムラ コウシン)  (

1949年、京都市に生まれる。京都大学農学部林学科卒業。財団法人日本モンキーセンター研修員を経て、現在、名古屋学院大学教授
著書『人類史の構図』(晃洋書房)  『動物行動の意味』(共著、東海大学出版会)   『市民参加型社会とは』(共著、有斐閣)  『総合人間学1 人間はどこにいくのか』  『生命・生活から人間を考える(シリーズ総合人間学2)』『総合人間学4 戦争を総合人間学から考える』  (以上、共著、学文社)他

上記内容は本書刊行時のものです。