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幻の小川紳介ノート 小川紳介(著/文) - シネ・ヌーヴォ
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幻の小川紳介ノート (マボロシノオガワシンスケノート) 1990年トリノ映画祭訪問記と最後の小川プロダクション (センキュウヒャクキュウジュウネントリノエイガサイホウモンキト サイゴノ オガワプロダクション)

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A5判
縦210mm 横148mm
256ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-8339-0621-0   COPY
ISBN 13
9784833906210   COPY
ISBN 10h
4-8339-0621-X   COPY
ISBN 10
483390621X   COPY
出版者記号
8339   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年2月7日
書店発売日
登録日
2021年11月8日
最終更新日
2023年1月3日
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書評掲載情報

2022-12-24 図書新聞
評者: 長谷正人(映像文化論)
2022-06-20 キネマ旬報  2022年7月上旬
評者: 金子遊
2022-04-03 東京新聞    TOKYO Web
評者: 小野民樹(書籍編集者)
2022-04-02 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 小野民樹(書籍編集者)
2022-03-08 日本経済新聞    WEB版
評者: 古賀重樹
2022-02-26 毎日新聞  朝刊
2022-02-04 読売新聞  夕刊  大阪版
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紹介

ドキュメンタリー映画界の巨匠・小川紳介
30年前のトリノ映画祭訪問記が遺されていた!

1990年「トリノ映画祭訪問記」が、このたび31年ぶりに“発見”された。この訪問記全文に、小川監督の妻であり同志でもあった小川(旧姓・白石)洋子さんが『牧野物語・養蚕編』(77年)を中心に“喋り書き”した原稿を加え、小川監督とゆかりの深かった山根貞男・蓮實重彦・上野昻志・伏屋博雄・安井喜雄・矢野和之氏らの寄稿を得て、小川監督作品を上映してきた大阪のミニシアター「シネ・ヌーヴォ」代表の景山理が編んだのが本書である。
なお本書は、小川監督の命日である2月7日に発行される。

小川紳介監督年譜&小川プロ全作品フィルモグラフィー付き

◆シネ・ヌーヴォ25周年記念◆
「没後30年 小川紳介と小川プロダクション」
大 阪: シネ・ヌーヴォ (2022年2月5日~3月4日)
東 京: アテネ・フランセ文化センター (2022年2月15日~3月12日)

目次

・はじめに◎トリノの小川紳介 : 山根貞男
・トリノの奇蹟 ~1990年トリノ映画祭訪問記 : 小川紳介+小川洋子
・小川紳介の乾いた「殺気」について : 蓮實重彦
・「白石in牧野」幻のノートについて【解題】 : 鈴木一誌
・「白石in牧野」 ~『養蚕編』を中心に : 小川洋子
・「満山紅柿」小川紳介と彭小蓮 : 上野昻志
・「満山紅柿 上山~柿と人とのゆきかい」資料
・晩年の小川紳介とその周辺 : 伏屋博雄
・小川プロの資料保存と映画「満山紅柿」 ~白石洋子の仕事を振り返る:安井喜雄
・小川紳介監督と山形映画祭 : 矢野和之
・小川紳介監督年譜&小川プロダクション
・小川紳介監督と小川プロダクション全作品フィルモグラフィー
・長いあとがき : 景山理

前書きなど

映画作家・小川紳介は、自主製作した『圧殺の森』(1967年)で、きたる「叛乱の季節」を予感させ、『日本解放戦線・三里塚の夏』(68年)に始まる「三里塚」シリーズで農民の不屈の闘いを描き、1968年に小川プロダクションを設立。農民の心を描くためには自ら農民にならなければならないと、三里塚から山形・牧野(まぎの)へ小川プロ・スタッフとともに移住。集団生活と農作業を営みながら、10年前後をかけて『ニッポン国古屋敷村』(82年)、『1000年刻みの日時計』(86年)などを完成させた。また、昨年で17回目を迎えた「山形国際ドキュメンタリー映画祭」の発案者・牽引者でもあったが、1992年2月に55歳の若さで惜しまれつつ逝去。
その小川監督は、亡くなる1年3カ月前にイタリアの「第8回・トリノ映画祭」に参加し、克明な日記をつけていた。そこには、何を食べ、誰と何を話し、何を見たかが、トリノの街の描写とともにリアルタイムで記録されていた。同時に、映画に寄せる「映画青年」のような熱い思いも書き込まれており、優れた映画論にもなっているのだった。

著者プロフィール

小川紳介  (オガワシンスケ)  (著/文

映画監督。1936年6月東京生まれ。岩波映画製作所を経て、フリーで『青年の海』(66年)を初監督。続く『圧殺の森』(67年)の後、小川プロを設立して「三里塚」シリーズを連作し、激動の時代に「自主製作・自主上映」の方法で全国の学生・若者たちから圧倒的な支持を受ける。75年ごろより山形・牧野を本拠地とし、米作り、合宿生活をしながら映画を製作。82年の『ニッポン国古屋敷村』、86年の『1000年刻みの日時計』はドキュメンタリー映画の最高峰として揺るぎない評価を獲得。92年2月7日、わずか55歳で死去。山形国際ドキュメンタリー映画祭を発案するなど、今も影響を与え続けているドキュメンタリー映画界の巨匠である。

追記

◆シネ・ヌーヴォ25周年記念◆
「没後30年 小川紳介と小川プロダクション」
大 阪: シネ・ヌーヴォ (2022年2月5日~3月4日)
東 京: アテネ・フランセ文化センター (2022年2月15日~3月12日)

上記内容は本書刊行時のものです。