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広告的知のアルケオロジー
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2017年6月15日
- 登録日
- 2017年6月6日
- 最終更新日
- 2020年3月10日
書評掲載情報
2017-08-13 | 山形新聞 朝刊 |
2017-08-13 | 山陰中央新報 朝刊 |
2017-08-06 | 神奈川新聞 朝刊 |
2017-08-06 | 宮崎日日新聞 朝刊 |
2017-08-06 | 京都新聞 朝刊 |
2017-08-06 | 沖縄タイムス 朝刊 |
2017-08-06 | 愛媛新聞 朝刊 |
2017-07-30 | 山梨日日新聞 朝刊 |
2017-07-30 |
南日本新聞
朝刊 評者: 河尻亨一 |
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紹介
広告が面白かった時代、そこには「うそ」と「笑い」、そしてなによりも「物語」があった――TwitterやFacebook、SNSなどの普及によって激変する市場経済のなかで、広告文化のアイデンティティを探ることによって、新たなマーケティングの可能性を追究する《Re広告文化論》!
目次
第1章 広告業創業者にみる「いかがわしさ」の系譜
忘れられた創業者──権藤震二
電通の文化的遺伝子──日向輝武・きむ子と光永星郎
獄中に生まれた友情──博報堂・瀬木博尚と宮武外骨
第2章 江戸の文化的遺産と周縁的な知
広告における周縁的知の活力
広告と「遊戯」の文化的伝統──鵜月洋『広告文の歴史』から
第3章 都市生活文化の演出とデザイン
小林一三の広告的知のカタチ
明治・大正期 三越周辺の広告的知のネットワーク──高橋箒庵を中心に
第4章 広告と虚構、ウソ、語りの文化
技芸としてのウソ──柳田國男『不幸なる芸術・笑いの本願』をめぐって
語り・笑いの文化としての広告
第5章 生産の論理から文化の論理へ
広告業はシンボル開発業──山本明『価値転轍器:シンボルとしての広告』を中心に
チンドン屋は何故消えたのか?
第6章 広告は無償の贈与
贈りものとお返しの慣行──ボードリヤール『物の体系』をめぐって
サンタクロースの論理
第7章 トリックスターと周縁的ネットワーク
広告人=流れ者論──山本武利・津金澤聰廣『日本の広告──人・時代・表現』から
売文社・宮武外骨・三越
第8章 神話・挑発・文化流行と広告
文化的イコンとしてのブランド──マクラッケン『文化と消費とシンボルと』を中心に
マーケティーズ(marketease)理論
第9章 細部への視線、「兆候」を読むチカラ
広告的知の可能性──今和次郎『考現学入門』に学ぶ
推理する能力・文化を読む
第10章 文化と広告・マーケティング
「文化」の時代へ:問題の背景と問題への基本的視点
価値の源泉からみたマーケティング・コンセプトの類型化
物語・社会・文化志向のマーケティング
第11章 広告ビジネスの構造変化と広告人の資質
知識経営の課題──〈鬼十則〉と企業文化
実践知としての広告的知
謝辞
主な参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。