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"戦後"の誕生 : 戦後日本と「朝鮮」の境界
発行:新泉社
B6判
縦190mm
329ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2017-3-31
- 登録日
- 2017年5月12日
- 最終更新日
- 2017年5月12日
書評掲載情報
2017-06-25 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
"戦後"的価値観の危機は、"他者"の消去の上にそれが形成された過程にこそ本質的な問題がある。捨象の体系としての「戦後思想」そのものを鋭く問い直す。
目次
消去を通してつくられた「戦後」日本
1 思想-消去の政治(「戦後日本」に抗する戦後思想-その生成と挫折
捨象の思想化という方法-丸山眞男と朝鮮
戦後の復旧と植民地経験の破壊-安倍能成と存在/思惟の場所性)
2 制度-配置の力学(「強制連行」と「強制動員」のあいだ-二重の歴史化過程のなかでの「植民地朝鮮人」の排除
人権の「誕生」と「区画」される人間-戦後日本の人権制度の歴史的転換と矛盾)
3 表象-交錯の風景(縦断した者、横断したテクスト-藤原ていの引揚げ叙事、その生産と受容の精神誌
「朝鮮人死刑囚」をめぐる専有の構図-小松川事件と日本/「朝鮮」)
上記内容は本書刊行時のものです。