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医師のためのコミュニケーション術
職場の人間関係を変える10の手紙
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年12月
- 書店発売日
- 2015年12月4日
- 登録日
- 2015年11月4日
- 最終更新日
- 2022年1月28日
紹介
もしも職場の人間関係に悩みやトラブルを抱えていたら―医療現場の働きやすい環境づくりに取り組む著者が伝えてきたコミュニケーションの処方箋。
私はサラリーマン時代から医療業界に関わって、気づけば15年を越えました。
その中で医師という仕事のすごさと難しさを目の当たりにしてきました。
命を助ける職業だという点で、すごくもあり、難しい仕事であることはいうまでもありません。
それだけにとどまらず、研修医を卒業するとプロとして治療方針についての判断を求められる非常に重い責任を負うことになります。
また、看護師をはじめ、スタッフに指示をする立場にあります。
さらに近年では、患者さんとの円滑なコミュニケーションやチームをまとめるリーダーシップも、今まで以上に求められるようになってきているように思います。
プロとしての知識はもちろん、非常に高いコミュニケーション能力まで求められる、本当に大変な仕事です。
そのためもあってか、人間関係に悩んでいる先生方がとても多いように感じます。
日々の激務をこなしながら、リーダーシップやコミュニケーションにまで気を回すなんて、なかなかできることではありませんからね。
もし、先生が今、リーダーとしての役割や人間関係に悩みを持っているようでしたら、ぜひ、以下の文章を読んでみてください。
そして、「Yes」と思った項目にチェックをつけてみてください。
□患者さんがインフォームドコンセントを理解してくれないと感じたことがある。
□患者さんから納得のいかないクレームをもらったことがある
□患者さんとの間に壁を感じることがある
□周囲のスタッフと「言っただろ」「聞いていません」という会話をしたことがある
□スタッフがすべき仕事なのに「先生がしてください」と押し付けられたことがある
□上司に対して「もっとはっきり言ってほしい」と言いたい時がある
□周囲から適切に評価されていないと感じることがある
□医療関係者以外の友人はほとんどいない
□もっと自分にあった病院があるのではないかと思う時がある
□10年後の医師としての自分のイメージを持っていない
いくつチェックがついたでしょうか。
これは、私自身が実際に先生方から良くいただく相談事項でもあり、良く出会うシーンでもあります。
多くの先生が、このような悩みを抱えながら、今日も患者さんのために奮闘しています。
前述した10項目にお応えする手紙をしたためる形で、先生方へのメッセージをまとめています。
本書が、少しでも、医療業界を支えている先生方のお力になれば幸いです。
(「はじめに」より)
目次
はじめに~医師は誰もがリーダーです~
手紙1 患者さんがインフォームドコンセントを理解してくれないと感じたら
手紙2 患者さんから納得のいかないクレームをもらったら
手紙3 患者さんとの間に壁を感じたら
手紙4 周囲のスタッフと言った言わない論争が生じたら
手紙5 スタッフがやるべき仕事を押し付けられたら
手紙6 上司に「もっとはっきり言ってほしい」と言いたい時があったら
手紙7 周囲から適切に評価されていないと感じたら
手紙8 医療関係者以外の友人がほとんどいないなら
手紙9 もっと自分にあった病院があると思ったら
手紙10 10年後の医師としての自分のイメージを持っていないなら
おわりに~私が会社を起こした理由
上記内容は本書刊行時のものです。