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北朝鮮ポップスの世界
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2015年3月24日
- 登録日
- 2015年2月27日
- 最終更新日
- 2015年5月1日
紹介
前代未聞、本邦初!北朝鮮のポップミュージックに関する音楽本です。そもそも「北朝鮮に音楽なんてあるの?」と思われるかもしれませんが、北朝鮮は知られざる音楽大国。その独特で他に類を見ない音楽性は、ワールドミュージック最後のフロンティアなのです。
お察しのとおり、北朝鮮の大衆音楽はすべて国家の管理の下に制作されるプロパガンダミュージックですが、本書は「体制の善し悪しと音楽の善し悪しは別」とのたちばから純粋に北朝鮮音楽を紹介し、その歴史や特徴、聴きどころを解説していきます。
北朝鮮の音楽はCDなどパッケージを入手することができないのですが、本書で紹介されている楽曲はすべて、YouTubeで鑑賞することが可能です。本書片手にネットで北朝鮮ポップスを楽しんでいただける、ディスクガイドのような実用性を備えています。
また、対談形式で展開されており、音楽の話だけでなく北朝鮮の社会や文化に関する記述が多く含まれています。音楽を入り口に北朝鮮を知る、北朝鮮社会を知る上で音楽や文化にも触れる、どちらのアプローチからも面白く読める内容に仕上がっています。
目次
INTRODUCTION ようこそ、北朝鮮ポップスの世界へ
Chapter1 北朝鮮誕生
Chapter2 金正日の台頭
Chapter3 ポチョンボ電子楽団結成
Chapter4 社会主義の衰退
Chapter5 金正恩の時代
前書きなど
「北朝鮮に音楽なんてあるの?」
当然北朝鮮にも音楽はあります。とはいえ、北朝鮮という国が(僕らから見て)少し特殊な国であることは間違いありません。なので、北朝鮮の音楽も少しだけ(僕らから見て)変わっています。具体的に言えば、北朝鮮のトップである将軍による「チェック」が入ります。体制に逆らう音楽を作ることは許されないのです。
「やっぱりそんなの間違っている」「一般の人が作った音楽を聴きたい」
そう思った方もいると思います。ですが、立ち止まって考えてみて下さい。その音楽が体制を翼賛していることと、その音楽が芸術作品として優れているかは別問題であり、分けて考えるべきではないでしょうか。(本書「はじめに」より)
上記内容は本書刊行時のものです。