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ナラティヴ・セラピストになる S.マディガン(著) - 北大路書房
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ナラティヴ・セラピストになる (ナラティヴセラピストニナル) 人生の物語を語る権利をもつのは誰か? (ジンセイノモノガタリヲカタルケンリヲモツモノハダレカ)
原書: Narrative Therapy

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発行:北大路書房
A5判
232ページ
並製
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-7628-2901-7   COPY
ISBN 13
9784762829017   COPY
ISBN 10h
4-7628-2901-3   COPY
ISBN 10
4762829013   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年8月
書店発売日
登録日
2015年7月21日
最終更新日
2017年7月13日
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紹介

 本書は,ナラティヴ・セラピーの個人的な歴史と,理論と実践の歴史の知的散策に読者を誘うことで,ナラティヴ・セラピーの理論と実践の謎を明らかにすることを目的としています。・・・
 ・・・本書では,理論を日常的なナラティヴ・セラピー実践例と一緒に紹介しながら,知的な厳しさやポスト構造主義理論とナラティヴ・セラピーの関係性の体系を読み解き,読者の戸惑いをできる限り取り除けるよう最大限の努力をしています。・・・
 本書では,ナラティヴ・セラピー実践をつくり上げていく上で,核心にふれるいくつかの重要な質問を強調しています。それは,(a)心理療法において何が語られるのか(たとえば,人や問題について,そして医療・司法・精神科病棟・学校システム・家族・メディアといった制度内において),(b)心理療法において,人や問題についてだれが発言する権利をもっているのか,(c)どのような専門的な影響を受けて語っているのか,という問いかけなのです。質問の形成過程と,治療的質問そのものの検討が,ポスト構造理論によって終始形づくられているのです。
 ・・・私が本書の中で提起しようと試みている主要な問いかけは,以下の非常に単純な問いに基づいています。「語られるストーリーを語る権利はだれにあるのでしょうか?」
(本書「第1章 はじめに」より引用)

◇主な目次
第1章 はじめに
第2章 歴史
問題の神秘性を取り除く/トムとの旅
第3章 理論
多様に語られうる人生/再著述する会話/描写の2つの様式/テクストとしての人々のアイデンティティ/ミシェル・フーコー/分割の実践/科学に基づく分類法/主体化/権力と知の不可分性/ディスコース・コミュニティ/テクストとしてのディスコース/なぜ言語ではなく,ディスコースなのか?/認識論ではなくイデオロギー/ナラティヴにおける「私」の位置付け/虹のようなディスコース/「現実」を構成すること/ディスコースによるアイデンティティ
第4章 セラピーの経過
ジェシーの物語/再著述する会話/影響相対化質問法/ユニークな結果の質問/ユニークな説明の質問/ユニークな再描写の質問/ユニークな可能性の質問/ユニークな流布の質問/好みの質問/「自分」という相談相手に相談する質問/対抗的視点/対抗的視点とナラティヴ・セラピー:敬意という課題/対抗的視点とナラティヴ・セラピー:批判という課題/内在化された会話の問題が持つ習性/命名する実践と,記述する実践/記述や命名への新しい形態:心理療法的な手紙を書くキャンペーン/オスカーとの旅/手紙を書くキャンペーンの構造/手紙を書くキャンペーンの貢献者/ピーターとの旅/当事者リーグと共同研究/アンチ拒食症/過食症リーグ/アンチ拒食症の共同研究
第5章 評価
第6章 将来の展望
将来の考慮点/ナラティヴ・セラピーのアイデアを発展させる
第7章 まとめ

目次

シリーズ序文
著者序文

第1章 はじめに

第2章 歴史
・問題の神秘性を取り除く
・トムとの旅

第3章 理論
・多様に語られうる人生
・再著述する会話
・描写の2つの様式
・テクストとしての人々のアイデンティティ
・ミシェル・フーコー
・分割の実践
・科学に基づく分類法
・主体化
・権力と知の不可分性
・ディスコース・コミュニティ
・テクストとしてのディスコース
・なぜ言語ではなく,ディスコースなのか?
・認識論ではなくイデオロギー
・ナラティヴにおける「私」の位置付け
・虹のようなディスコース
・「現実」を構成すること
・ディスコースによるアイデンティティ

第4章 セラピーの経過
・ジェシーの物語
・再著述する会話
・影響相対化質問法
・ユニークな結果の質問
・ユニークな説明の質問
・ユニークな再描写の質問
・ユニークな可能性の質問
・ユニークな流布の質問
・好みの質問
・「自分」という相談相手に相談する質問
・対抗的視点
・対抗的視点とナラティヴ・セラピー:敬意という課題
・対抗的視点とナラティヴ・セラピー:批判という課題
・内在化された会話の問題が持つ習性
・命名する実践と,記述する実践
・記述や命名への新しい形態:心理療法的な手紙を書くキャンペーン
・オスカーとの旅
・手紙を書くキャンペーンの構造
・手紙を書くキャンペーンの貢献者
・ピーターとの旅
・当事者リーグと共同研究
・アンチ拒食症/過食症リーグ
・アンチ拒食症の共同研究

第5章 評価

第6章 将来の展望
・将来の考慮点
・ナラティヴ・セラピーのアイデアを発展させる

第7章 まとめ

用語集
推薦図書
参考文献
監訳者あとがき

上記内容は本書刊行時のものです。