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ワシントン戦記 阿部 康典(著/文) - 飯塚書店
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ワシントン戦記 (ワシントンセンキ) 1969~1983

社会一般
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発行:飯塚書店
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ13mm
重さ 260g
192ページ
並製
価格 1,400円+税
ISBN
978-4-7522-8005-7   COPY
ISBN 13
9784752280057   COPY
ISBN 10h
4-7522-8005-1   COPY
ISBN 10
4752280051   COPY
出版者記号
7522   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2015年9月
書店発売日
登録日
2015年8月24日
最終更新日
2016年10月19日
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書評掲載情報

2015-10-04 産經新聞
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目次

第一章 浮かび上がるニクソン・ドクトリン

政治的湿度の高いワシントン
ワシントンで「ベトナム」報道
方向が決まっていたワシントンの「ベトナム」
認められなかった大統領同行が幸い?
グアムで非公式記者会見
旧知のモートン・ハルペリン登場
西部カリフォルニアで重要演説
ベトナム化政策の原点
ワシントン支局に連絡して記事を掲載
若泉敬がハルペリン演説を熟読
ベトナム「ミクロ報道」と「マクロ報道」
アジア歴訪終了のタイミングをとらえて
グアム演説の延長線上に「中国問題」が浮上
ニクソン、「ニクソン・ドクトリン」を認める
故意にぼかしたニクソン・ドクトリン
ハルペリンはニクソン・ドクトリンの影の起草者?
沖縄返還交渉成功の恩人

第二章 米中接近の政策決定

朝海元駐米大使の「悪夢」発言が念頭に
「まずは取材の基本から」で国務省へ
台湾の記者と国務省で取材
極秘の政府文書が目の前に
ソ連 「対中攻撃」で米国の出方を探る
中ソ国境で軍事衝突 発生
ワシントン特派員の守備範囲は?
米中二国関係か、米中ソ三国関係か
中国の核施設攻撃の誘惑
対中核施設攻撃説に「まさか!」
CIAが情報リークでソ連をけん制
中ソ戦争に米国はどう対処する?
敵対する二人の間では弱い方と組む
国務省Vsホワイトハウス
国務省内のソ連派の圧力
ニクソン、スタッフのど肝を抜く
ニクソンの「鶴のひとこと」
旅行・貿易制限の緩和で中国にシグナル
日米繊維交渉の取材で大忙し
対中旅行制限撤廃で訪中するのは誰?
ピンポン外交、世界を驚かす
的中した特使派遣の読み
第二、第三の矢を放つべき
日本の「ショック」は米国に「逆ショック」
「まだ国務省から相談がない」
「オキナワ」と「センイ」に気をとられて
訪中予告の武山泰雄氏からご招待

第三章 ナワ(沖縄)とイト(繊維)のからみ合い

驚嘆した政治部同行記者の取材力
「大特ダネ」を「特ダネ」とせず
米国は「核抜き」に応じるか
ニューヨーク・タイムズ紙の特ダネ
「回転ドア」のワシントン
ホワイトハウスの政策決定過程
時代遅れになる沖縄の核兵器
就任式翌日に沖縄返還検討を指示
早々と決まっていた「核抜き返還」
意義低かった核再持ち込みの密約
まず「沖縄」、次に「繊維」で表裏一体
「取引」か、「ギブ・アンド・テイク」か
大使館内の独立王国、「大蔵」と「通産」
「政治問題」がなぜ、「経済問題」になったか
日本人に「モラル」はあるのか
宮澤通産相とスンズ商務長官の対決
スタンズ長官「佐藤・ニクソンの合意メモがある」
無理が通れば道理引っ込む
宮澤、ジョンソン国務次官に確認求める
沖縄と繊維、同時に二枚の紙
通産が米議会と組んでドンデン返しの大技
ニクソン、日本独自の自主規制案を拒否
剛腕、田中角栄通産相の登場

第四章 駐日米大使の極秘電報と思いやり予算

カーター大統領はコカコーラ?
強まる対日防衛費増額の圧力
米議会が調査に乗り出す
「財布のヒモ」握る米議会
支局に予算委から電話が
チェサピーク湾のヨットで取材
NY・タイムス、ポスト紙などが後追い
マンスフィールド極秘電報全文を入手
「デリケートな交渉」とは何か
マ大使、日本の防衛力増強に懐疑的
防衛費は増えても防衛力増強につながらず
日本のパワーを制限するか、利用するか
「思いやり」は米国民にとっては不名誉

第五章 SDIと防御的核戦略への大転換

気になるキッシンジャーの発言
二十日遅れの一面トップニュース
大量報復戦略から柔軟反応戦略へ
正気の沙汰でない米ソの核戦略思想
米ソ軍拡競争の「矛」と「盾」
相手の都市より兵力を直接叩け
ゼロ・ゼロ・オプションに道を開く
北の中距離核ミサイルへの対抗策は?
キッシンジャー、核政策の聖域を破る
SDI演説はレーガン・ショック
核戦争のボタンを押すか、何もしないか
シンプル思考のレーガン大統領
「ハイフロンティア報告」と水爆の父の登場
防御的核戦略で核抑止力はどう変わるか
SDIからABM網建設へ

第六章 戦後70年と風を読むワシントン報道

世界最大の覇権国からの展望
世界を見て「日本を考える」
いかにして「流れ」を読むか
「ベトナム以後」の中での沖縄返還実現
後退する米国と日本の軍事力統合運用
「受け身の取材」から「攻めの取材」へ
重点取材目標の設定
問題意識の重要性
時代は変わるという「時代感覚」
国民に知らされる政治のありがたさ
古き良き時代の戦いか

あとがき
参考文献
資料

著者プロフィール

阿部 康典  (アベ ヤスノリ)  (著/文

ジャーナリスト、昭和女子大学名誉教授。
産経新聞社入社、外信部、政治部、外交・防衛担当編集委員を歴任。
昭和44年から前後2回、10年にわたりワシントン特派員、支局長。
帰国後、昭和60年外信部長、同社「正論」調査室長。
退社後、昭和女子大学教授(国際政治学)、防衛大学、情報大学各講師。
ロンドンの国際戦略研究所(IISS)会員、同日本委員会監事。
著書に『レーガン・マシーン』(徳間書店)『ザ・パワー ホワイトハウスを動かす男たち』(サンケイ出版)など。

上記内容は本書刊行時のものです。