a:6:{s:12:"shoshi_title";s:42:"アフリカの教育開発と国際協力";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-7503-2680-1";s:16:"shoshi_publisher";s:12:"明石書店";s:11:"description";s:543:"アフリカ地域の多くの国々において、教育の普及と質的改善は喫緊の開発課題である。世界有数の援助供与国である日本をはじめ国際社会にとってアフリカへの教育分野の国際協力は最優先テーマの一つといえる。本書は、日本の国際教育協力およびアフリカ支援を概観し、各国別の初中等教育の現状と諸問題を現場体験と調査データを元に論考し、さらに今後の他の開発途上国への共有化を考察する。";s:6:"author";s:28:"澤村 信英(著/文 他)";s:12:"release_date";b:0;}

紹介

アフリカ地域の多くの国々において、教育の普及と質的改善は喫緊の開発課題である。世界有数の援助供与国である日本をはじめ国際社会にとってアフリカへの教育分野の国際協力は最優先テーマの一つといえる。本書は、日本の国際教育協力およびアフリカ支援を概観し、各国別の初中等教育の現状と諸問題を現場体験と調査データを元に論考し、さらに今後の他の開発途上国への共有化を考察する。

目次

 序章 アフリカの教育開発と国際協力 —問題の所在—
  1 本書の目的
  2 アフリカの教育開発経験
  3 アフリカに対する国際教育協力と日本
  4 貧しい人々の学校に対する期待と失望
  5 国際教育協力の限界と課題

第1部 日本の国際教育協力とアフリカ支援
 第1章 国際教育協力の日本的特質 —複雑性と優位性—
  1 1990年代の国際教育協力の動向と日本
  2 日本の開発援助に対する国際的批判
  3 日本の国際教育協力の特質
  4 変容する日本の教育協力プロジェクト
  5 欧米追従の援助からの脱却
 第2章 日本の開発援助の非西欧的特徴 —自助努力に対する支援—
  1 日本の開発援助哲学
  2 自助努力支援をめぐる援助理念の起源
  3 日本的自助努力と欧米のオーナーシップ
  4 日本のODAに対する自信
  5 アフリカにおける自助努力の有効性
 第3章 アフリカに対する教育援助の展開 —日本の役割と可能性—
  1 アフリカの教育開発の現状
  2 アフリカの開発と国際援助
  3 日本の教育援助政策の特徴
  4 日本のアフリカに対する教育援助の展望
  5 日本独自の貢献

第2部 アフリカ諸国における教育開発の諸問題
 第4章 ガーナ —ポリテクニック教育改革の展望—
  1 教育政策と技術教育の位置づけ
  2 ポリテクニックの創設と現状
  3 ポリテクニック改革の方向性
  4 ポリテクニック教育を取り巻く社会環境
  5 ポリテクニックの将来展望
 第5章 エチオピア —初等教育の量的拡大と質的改善—
  1 UPE政策と教育の質
  2 初等教育の現状と課題
  3 教育セクター開発プログラム
  4 地方分権化政策と教育の質
  5 量的拡大と質的改善のトレードオフ
 第6章 ケニア —受験中心主義の初等教育—
  1 KCPEの概要
  2 受験対策中心の学校生活
  3 KCPE成績から見える教育格差
  4 学校間格差の実態
 第7章 ザンビア —国際教育協力とオーナーシップ—
  1 初中等教育の現状と展望
  2 国際的教育援助の方向性
  3 日本の教育支援アプローチ
  4 オーナーシップと文化的配慮

第3部 ケニアの初等教育と学校調査 —新たな研究手法の試み—
 第8章 ケニアの初等教育開発と国際協力 —失われた20年からの復興—
  1 東アフリカ3カ国の比較
  2 初中等教育の概観
  3 教育費用と教員給与の問題
  4 教育改革の動向
  5 国際協力の状況
 第9章 ケニアにおける初等教育完全普及への取り組み —無償化政策の現状と問題点—
  1 アフリカ諸国の教育発展
  2 初等教育の現状と教育改革
  3 1990年代の問題分析と初等教育の無償化
  4 初等教育無償化政策の妥当性とインパクト
  5 無償化政策の自立的持続発展性
 第10章 ケニアの小学校における留年と中途退学の実態 —生徒のトレース調査から—
  1 初等教育の現状と課題
  2 留年と中途退学の論点
  3 調査対象校の現状
  4 調査の方法
  5 留年と中途退学の実態
 第11章 ケニア小学校教師のライフヒストリーから学ぶ —教育開発の新たな知の構築—
  1 教育開発研究におけるライフヒストリー法
  2 小学校教師のライフヒストリー
  3 ライフヒストリーから学んだ新たな視点

 終章 新たな国際教育協力の展開へ向けて —研究の意義と価値—
  1 日本の新たな国際教育協力の展開
  2 アフリカ諸国の教育開発への取り組み
  3 ケニアでのフィールドワークから

あとがき
初出一覧
索引

著者プロフィール

澤村 信英(サワムラ ノブヒデ)

広島大学教育開発国際協力研究センター/大学院国際協力研究科准教授
1960年神戸市生まれ。1978年滋賀県立膳所高等学校卒業、1982年愛媛大学理学部地球科学科卒業、1986年同大学院理学研究科修士課程修了、1995年エジンバラ大学大学院アフリカ研究センター修士課程修了。博士(人間科学)。専門はアフリカ教育開発論。1982年青年海外協力隊員(マラウイ、理数科教師)、1986年国際協力事業団(現国際協力機構)職員、1997年広島大学教育開発国際協力研究センター助教授を経て、2004年より現職。
〈主要著書〉
『社会開発論—南北共生のパラダイム—』(佐藤誠編、共著)、有信堂、2001年.
『アフリカの開発と教育—人間の安全保障をめざす国際教育協力—』(編著)、明石書店、2003年.
『国際協力論を学ぶ人のために』(内海成治編、共著)、世界思想社、2005年.
『国際教育開発論—理論と実践—』(黒田一雄・横関祐見子編、共著)、有斐閣、2005年.
『世界の学校—教育制度から日常の学校風景まで—』(二宮皓編、共著)、学事出版、2006年.

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