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出版者情報
畜生・餓鬼・地獄の中世仏教史
因果応報と悪道
発行:吉川弘文館
四六判
240ページ
定価
1,700円+税
- 書店発売日
- 2018年1月22日
- 登録日
- 2017年12月9日
- 最終更新日
- 2017年12月28日
書評掲載情報
2018-03-18 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2018-02-25 |
読売新聞
朝刊 評者: 本郷恵子(東京大学教授、中世史学者) |
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紹介
中世人は、すべての人間が宿業を背負っていると考えていた。仏教の世界観である六道は、三善道(天・人・修羅)と三悪道(餓鬼・畜生・地獄)とに分かれ、罪業である殺生にも善悪の違いがある。六道の中でも三悪道について、前世・現世・来世の三世という概念や、因果応報の歴史から中世人の思考を紐解き、知られざる中世仏教史の世界へといざなう。
目次
六道の衆生―プロローグ/敵討ち(足利直義の現報/武士の殺生と堕地獄/『曾我物語』の敵討ちと因果応報)/地獄からの脱出(『今昔物語集』の地蔵説話/逆縁と結縁/閻魔庁での救済/蘇生と往生)/畜生道の衆生(愛欲と殺生/愛欲と畜生道/畜生道に堕ちた人々/畜生の殺生/畜生の敵討ち)/餓鬼の転生(『信貴山縁起絵巻』に描かれた信貴山/さまざまな餓鬼/『餓鬼草紙』に描かれた餓鬼の転生)/三悪道の衆生―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。