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投票権をわれらに アリ・バーマン(著/文) - 白水社
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投票権をわれらに (トウヒョウケンヲワレラニ) 選挙制度をめぐるアメリカの新たな闘い (センキョセイドヲメグルアメリカノアラタナタタカイ)

社会一般
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発行:白水社
四六判
464ページ
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-560-09764-9   COPY
ISBN 13
9784560097649   COPY
ISBN 10h
4-560-09764-X   COPY
ISBN 10
456009764X   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年3月28日
最終更新日
2020年6月4日
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紹介

油断したら投票権すら奪われる!

 公民権運動の最高潮とされる1965年投票権法の成立によって、アメリカ南部では黒人の選挙人登録を制限することができなくなり、黒人の登録率は倍以上に増えた。それから50年以上経た今、同法で保障された権利が骨抜きにされようとしている。
 本書は、1965年投票権法成立以降の半世紀を振り返り、黒人などマイノリティの投票権行使を妨げるためにあの手この手の操作が繰り返されてきた歴史を通して「民主主義国家・法治国家」アメリカの実相を描いたノンフィクションである。1965年投票権法が成立してからの選挙をめぐる動きに焦点を絞り、投票する権利をめぐる立法と司法の現場での攻防を詳しく描いたものは本書が初めて。社会運動家や一般市民、州知事、連邦議会議員、司法官僚、弁護士、法学者ら105人に及ぶインタビューを中心に、微に入り細をうがつ調査と切れ味鋭い洞察で問題点をあぶり出していく。選挙制度に「何かが起きている」と薄々感じていた人びとにその正体を明示したことでセンセーションを巻き起こした問題作。
 慶應義塾大学教授・渡辺靖氏推薦!全米批評家協会賞最終候補作。

著者プロフィール

アリ・バーマン  (バーマン)  (著/文

米国のジャーナリスト、コメンテーター。1983年ニューヨーク生まれ。ノースウェスタン大学卒業(ジャーナリズム、政治学専攻)。マザージョーンズや『ネイション』誌のシニアライターを務める。アメリカ政治、選挙権、公民権運動など幅広い分野で活躍。『ニューヨーク・タイムズ』『ローリング・ストーン』『ガーディアン』などに寄稿するほか、ゲストコメンテーターとしてMSNBCやNPRにも頻繁に登場している。2017年、独立系メディアのすぐれた功績に対して授与されるIzzy Awardを受賞。

秋元 由紀  (アキモト ユキ)  (翻訳

米国弁護士。ジョージ・ワシントン大学ロースクール修了。著書にOpportunities and Pitfalls: Preparing for Burma’s Economic Transition (Open Society Institute, 2006)、訳書にマニング・マラブル『マルコムX(上下)』、コーネル・ウェストほか『コーネル・ウェストが語る ブラック・アメリカ』、ウェイド・デイヴィス『沈黙の山嶺(上下)』、タンミンウー『ビルマ・ハイウェイ』(第26回アジア・太平洋賞特別賞受賞)、ベネディクト・ロジャーズ『ビルマの独裁者 タンシュエ』(以上、白水社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。