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エセー 7
発行:白水社
四六判
374ページ
定価
2,400円+税
- 書店発売日
- 2016年4月3日
- 登録日
- 2016年1月27日
- 最終更新日
- 2016年4月1日
書評掲載情報
2018-06-17 |
読売新聞
朝刊 評者: 宮下志朗(放送大学客員教授、仏文学者) |
2017-10-08 | 産經新聞 朝刊 |
2017-08-05 | 日本経済新聞 朝刊 |
2016-05-22 |
毎日新聞
朝刊 評者: 本村凌二(早稲田大学特任教授・西洋史) |
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紹介
新訳全7冊、ついに完結
「われわれは死ぬことを心配するせいで、生きることを乱しているし、生きることを心配するせいで、死ぬことを乱している。生はわれわれを苦しませ、死はわれわれをおびえさせるのだ」
新訳『エセー』の最後の1冊である本書は、著者円熟の「第3巻」の後半部にあたる。37歳で早々と高等法院判事を引退し、隠遁生活のなか書き上げた第1巻・第2巻を刊行した後、モンテーニュはドイツやイタリアへ1年半に及ぶ大旅行に出かけ見聞を広げた。やがて、血で血を洗う宗教戦争が苛烈を極めた地元ボルドーに呼び戻され、新旧両派の調停役としての市長職を5年にわたり務めることになる。
その厳しい経験の中から導き出したモンテーニュの人間哲学が、第3巻に注ぎ込まれている。自己・人間・生死についての徹底した観察と探究が、『エセー』の「真骨頂」と言われる第3巻において、より一層深められているのは、まさにそうした背景による。「空しさについて」「容貌について」「経験について」など、とくに引用されることの多い5編を収録。巻末に『エセー』7冊の全目次、「モンテーニュ略年譜」付。
目次
第三巻(つづき)
第九章 空しさについて
第一〇章 自分の意志を節約することについて
第一一章 足の悪い人について
第一二章 容貌について
第一三章 経験について
『エセー』全巻目次
モンテーニュ略年譜
訳者あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。