版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
ミステリ国の人々 有栖川 有栖(著/文) - 日本経済新聞出版社
..
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

受注センター:
注文電話番号:
注文FAX番号:
受注センター②:
注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:

ミステリ国の人々 (ミステリコクノヒトビト)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
292ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-532-17617-4   COPY
ISBN 13
9784532176174   COPY
ISBN 10h
4-532-17617-4   COPY
ISBN 10
4532176174   COPY
出版者記号
532   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年4月27日
最終更新日
2017年5月16日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2017-06-11 産經新聞  朝刊
評者: 稲塚由美子(ミステリー評論家)
2017-05-21 読売新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

ミステリ小説という「国」には作家が造形した様々な「人々」が住んでいる。誰もが知る名探偵、事件の鍵を握る意外な人物、憎めない脇役、不可解だけれど目が離せない人……そんな人たちを通して、ミステリを読むおもしろさが何倍にも膨らむ「ツボ」を刺激してくれる、ミステリファン垂涎、読まず嫌いの小説ファンには目からウロコのエッセイ集。

ホームズ、ルパン、エラリー、金田一耕助という直球もあれば、明智小五郎の妻・文代といった変化球も織り交ぜつつ、本格ミステリの古典とされる『グリーン家殺人事件』やジョン・ディクスン・カーの密室モノ、ハードボイルドではロス・マクドナルド、ミステリの日本三大奇書とされる『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』まで目配りをきかせた人選は、格好のミステリ国へのパスポートになっている。

本書の最大の魅力は、古今東西の名編に、「有栖川有栖」がどのような読書体験を得られたかという個人的な経験が色濃く反映されていること。当然そこには作家だからこそ影響を受けた人物造形やトリックといった"栄養分"も含まれており、著者のファンはもとよりミステリファンにはたまらないエピソードばかりである。エッセイ集とはいえ1話読み切りスタイルでは必ずしもなく、取り上げたそれぞれの作品と登場人物が相互に響き合う連関性を保ち、読み進めていくうちにいつの間にか読者は、作品や登場人物を離れた「ミステリ国」そのものの奥深さに引き込まれていくだろう。作家ならではの読みが冴える待望のミステリガイド!

目次

ヴァン・ダイン
シャーロック・ホームズ
松下研三
明智文代
ほか全52人

著者プロフィール

有栖川 有栖  (アリスガワアリス)  (著/文

作家
1959年大阪生まれ。同志社大卒。89年『月光ゲーム』でデビュー。2003年『マレー鉄道の謎』で日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞受賞。1996年には大阪市の「咲くやこの花賞(文芸部門)」受賞。著作は多数。主なものに『双頭の悪魔』(「週刊文春」の「20世紀傑作ミステリー」で19位)『乱鴉の島』(07年本格ミステリベスト10・1位)『女王国の城』(08年同・1位)『鍵の掛かった部屋』(15年週刊文春ミステリーベスト10・5位)など。臨床犯罪学者・火村英生シリーズは16年に日本テレビ系でドラマ化され人気を集めた。最新刊は17年1月刊『狩人の悪夢』(KADOKAWA)。

上記内容は本書刊行時のものです。