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出版者情報
戦火の欧州・中東関係史
収奪と報復の200年
発行:東洋経済新報社
四六判
352ページ
定価
1,600円+税
- 書店発売日
- 2018年5月11日
- 登録日
- 2018年4月17日
- 最終更新日
- 2018年4月19日
書評掲載情報
2018-06-16 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
欧州視点でとらえた新しい中東史。
気鋭の国際政治学者による渾身の意欲作!
中東・北アフリカでの民主化運動「アラブの春」から7年。シリアでは内戦による死者数が47万人を超え、難民は480万人以上に達している。IS(イスラム国)によるテロは、エジプト、チュニジア、リビア、マリなど北アフリカ全域に拡散し、欧州でも、パリ、ブリュッセル、ロンドン、バルセロナと多大な犠牲者が出ている。
なぜ中東は世界の「火薬庫」となってしまったのか。なぜ中東でこれほどまでに戦争が続くのか。中東発の混迷は欧州にどこまで負の連鎖をもたらすことになるのか。本書は、欧州と中東の関係をオスマン帝国崩壊以前の源流からたどり、主に英仏の思惑など欧州視点で捉えた新しい「中東200年史」である。
目次
序 章 3つの帝国と中東近代史
第1章 フランス帝国――領土と復讐
第2章 大英帝国――名誉と石油
第3章 壊れゆく中東①――戦争の時代
第4章 壊れゆく中東②――革命の時代
第5章 壊れゆく欧州①――戦争と難民の時代
第6章 壊れゆく欧州②――テロと動乱の時代
終 章 中東は再び火薬庫となるのか
上記内容は本書刊行時のものです。